旅のこと

おみくじ

今年は初詣すらしなかった私。初詣の際には神社でおみくじをひいたりするが、おみくじを引いても大吉が出た事は今までの一生で一度しかない。

その大吉は高校の卒業旅行で奈良に出かけた時ひいたもの。今も現物はどこかにしまってあるはずだが、神社の人もびっくりする内容のおみくじで、大吉の中でも最高のものだとか。滅多に出るもんじゃないと聞いてしばらく持ち歩いていたのだが、その後大事にしまいこんでしまった…出てこなかったら意味ないんだが…。

それまでおみくじなるものはひいた事がなかった。なぜなら高校の修学旅行の時、おみくじであり得ない体験をしたからだ。

2年生の頃京都・奈良へ修学旅行に行った。当然ながらグループ行動という事で、当時14人だったクラスの女子は7人ずつの2班に分かれ、京都を回っていた。私はその日1つの班の班長になってしまっていた(班長はその日ごとに交替することになっていた)。

北野天満宮に行き、来年の受験に備えて合格祈願をしたいという要望が一部班員からあり、北野天満宮を散策コースに入れていた私たちの班。ここで友人Ⅰがおみくじをひくと言い出し、それに友人K、Sが同調したため、私も含め残り4人はいっしょに天満宮の中を歩き回っていた。

そのうち友人Ⅰが不機嫌な顔をして戻ってきた。どうしたのか聞くと「ひいたおみくじが凶だってさ…。」とむっつり。おみくじをひかなかった4人で大爆笑。「日頃の行いが悪いからだろ?」「まあそういう事もあるさ。気にしなさんな。たかがおみくじじゃないか~。」とお気楽に話していた。

その後友人KとSがまた無言で戻ってきた。やはり機嫌が悪そう。友人Ⅰと残り4人で「何機嫌悪そうに…。」友人KとSが見せたおみくじには「凶」の字が…一瞬5人とも言葉を失った。

「…って事はさ、3人連続で凶が出たって事だよね…。」「おいおい、何それ?最初は笑ってたけど、これ笑い事じゃないんじゃないの?」「まさか、偶然だろうけどねえ…。」さすがにおみくじを引かなかった4人ともフォローの言葉しかなく…最初に大爆笑された友人Ⅰは「お前ら覚えてろ!」と激怒していた。結局悪い結果のおみくじは結んでいくといいとかいう話を聞き、3人はおみくじを結んで残していった。当然残りの4人はおみくじを引かなかったのは言うまでもない。

ここまでなら笑い話で済んだのだが、問題はその後だった。

どうせここまで来たなら受験も無理だし、入れるわけがない大学でもあるので京都大学でも見に行こう、と無責任な事を言い出す者が出て、散策のノルマをとっくに終わっていた私たちは京都大学までバスで出かけていった。実際には校門をくぐり(しかもあれは裏だったと思うが)、中をちょっとだけ見て帰ってきただけだったのだが。

そして宿に帰ろうと帰りのバスに乗ったところ、友人Ⅰが何やら慌てている。どうしたのか聞くと「財布がない…。」「えええっ!?」6人とも驚くしかなかった。

「おいおい、どこまで財布持ってたか記憶ある?」「おみくじ引いた後バス乗ってるはずだからそこまでは持ってたはず…。」「だとしたら大学構内か?」「いや、バス二回乗ってると思うけど、どっちも乗った時は確か班長が活動費から払ってるよね。」「あ、そうだ。私が払ったよ。」「って事はもう天満宮出た時落としてたんじゃ…。」「とにかくまだ時間があるから来た道戻ろう。」と班全体はパニックに。

友人Ⅰは一言「凶のおみくじってこういう事だったんかい…。」と不機嫌になってしまった。さすがにこの時は6人とも言葉が出ず…一応班長だったのもあり、副班長とともに宿についてすぐバス会社に電話連絡し、行った場所にも電話で確認したが財布の落とし物は出ずだった…。その財布に友人Ⅰの全財産が入っていなかった事だけが救いだったとしか言いようがなかった。

災難はその翌日も続いた。宿から三十三間堂が近いと聞いて、朝一番で歩いて出かけて行ったのだった。この日は班長からはずれお気楽な立場の私、クラスメイトに似た仏像を見て友人と大笑いして楽しんでいた。

三十三間堂を出てしばらくしてから、昨日おみくじをひかなかった友人のうち一人と「ここ拝観料無料だったね。」と話していたところ、友人Kが「え??拝観料あったよ…。」

ちょっと待てよ!と思い友人Kに聞いたところ、友人SとⅠはきちんと拝観料を払っていた。残り4人は拝観料を取られていなかったのがわかり呆然…。偶然にも拝観料を払ったのは昨日おみくじをひいた3人…。

「え~何でそうなったんだよ!」と3人は怒った。私たち4人も「何で?」とわけがわからず唖然。後で考えると先に入った4人の身長はやや低め、行動も3人に比べたら落ち着きがない。ただその中で一番大きい私でも身長は160センチあった。拝観料を払った3人は私より5センチ以上身長が高かったとは言え、そうだとすると拝観料を取る人が私たち4人を見落としたか、中学生以下と勘違いしたかとしか思えない。

「160センチある人間を見落とすか、普通?あり得ない。言動見てて小学生と勘違いしたんだ。」と友人Ⅰは言う。「んなバカな。同じ制服着てて小学生と勘違いされるわけがない。」と一番身長が低い友人Tは怒った。「拝観しながらどんぐりころころ歌ってたじゃん。」「迷惑になる場所では歌ってない!」「奈良で鹿せんべい食ってたくせに。」「あんただってたこ焼きほうばってたでしょ?」と友人同士の言い合いはだんだんエスカレート。「じゃ今から戻って拝観料払いに行ってこよう。」と私が言うと「時間考えろっ!そんなの無理だってば!!」と友人Sが言うので4人とも戻るのはやめてしまった…。

そしてその後もなぜか凶のおみくじをひいた3人にとってはことごとくいろいろな事が起こり、班内では4対3で言い争いが頻発したのは言うまでもない。おかげでこの修学旅行で奈良、京都の何を見たのかあまりはっきりとした記憶がない…。その後大人になって何度か京都へ行く事があり、やっと京都を楽しむという事の意味がわかってきたのである。

たかがおみくじだが、おそろしいものだと私は思うようになり、大吉をひいた後は最近までしばらくおみくじをひけないままの私だった…。

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いちごプリン

一昨日、北海道からあるものが届いた。

よく遊びに行くブロガーさんのばななさんのところで知り、大好きないちごという事で興味を持った、きのとやの「いちごプリン」。調べてみたらどうやら地元の人などにも好評のプリンらしい。エンジェルさんMikiさんのブログでも取り上げられているプリンで、やはりおいしいと好評…。

夫からたくさん北海道土産をもらい、おいしいお菓子食べてるのに(北菓楼のシュークリーム、バウムクーヘンにじゃがポックルいっぱい、ロイズのチョコレートがけポテチに、マルセイバターサンドに柳月の三方六。まだ開けてないけど白い恋人にロイズの生チョコ、夕張メロンゼリー。カールレイモンのソーセージとかチーズやいももちまであって、おまけにスマイルキッチンさんのパンまで頼んでくれてた…。)北海道に行かれなかったのがやはり悔しかったのか、オンラインショップを見つけてポチ…。

6個入りのいちごプリン。おまけに焼き菓子がついていた。うひひ。翌日は夫の誕生日なのでそれまで黙ってていっしょに食べよう!そう思っていたら、翌日夫は体調不良で帰宅、寝込んでしまった。ひええ、翌日も仕事だから残念だが仕方ないな…。

翌朝、朝食のデザートに出してみたが、「帰宅してから食べる」と言っていた。私だけがデザートに食べてみた。

確かにこれはいちごミルク味、だ。でもちまたにあるいちご牛乳の味とは違う。あ、本当にいちご入ってるなって感じ。まさにいちごミルクのクリームのプリンみたいだった。カラメルが入ってない分、いちごジャムが底に入っていたが、この量が驚くほど多い!混ぜてみたら本当にいちご味のクリームプリンになってしまったのだからびっくり。ストロベリーババロアほど生クリーム入れました!って感じじゃなくて、こくはあるけど思ったよりはさっぱりした感じ。これは確かにうまいわ…。もう一つの酪農チーズプリンとか、秋限定のかぼちゃプリンも興味あるな…。

表現が乏しいのでこんな感じになってしまったが、ひさしぶりの大ヒットだった。いちごが生で食べられる季節よりも前にいちごらしいデザートに会えたのがうれしかった。これだとまたリピートするかもしれない…。うわ、休みに入ってリピートすると確実に大デブになりそうだな…。

ばななさん、エンジェルさん、Mikiさん、スマイルキッチンさん、この場を借りてのリンク事後報告で失礼いたします…。

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お土産いっぱい

夫が長い長い電車乗車の旅から帰宅した。手にはいっぱいお土産を抱えていた。

夫は郡山までままどおるを買いに行った後、何とここは新幹線にのり山形へ向かったのだと言う。その足で米沢へ向かい、米坂線で秋に引退する車両を見てくるだけ見てきたという。そしてそのまままた来た道を戻り、東北本線経由で帰ってきたのだそうだ。

途中帰省ラッシュに遭遇し混んだ電車にも乗ったり、豪雨を伴う雷雨で電車が遅れたりなどいろいろあったようだが、各駅停車でのこのこと帰ってきたという。さすがに二日目の夕方ともなると腰が痛くなり、眠気もひどく疲れを感じたと苦笑いだった。

写真もたくさん撮ってきた。只見線の風景がとってもきれいだったので思わず見とれていた。のどかできれいな山と川の風景。川霧はうまく写せなかったようだが、幻想的な風景だったと話す。やはり趣味が鉄道という事で車両の写真や駅の写真、タブレットなどいろいろなものが写っていた。時折ラーメンとか芋煮が写っている。

写真を見ていると夫の解説がつく。一人旅だったとは言え相当楽しい旅だったらしく話はあちこちいろいろなところへ。いい旅ができてよかったね。

さて楽しみのおみやげとは…私のリクエストしたままどおるだけでなく、萩の月と力餅までも。さらには芋煮やべこ煮、煮込みハンバーグ、米沢牛のビーフシチューとカレーまでお持ち帰りになった。体調があまりよくなかったり疲れやすかったりする時レトルトならごはんとして使えるよね?とのこと。配慮ありがとう。

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只見線日帰り→一泊の旅のその後

結局夫は昨晩会津若松へは直接向かわず喜多方へ寄り、喜多方ラーメンを食べてから終電で会津若松へ向かったのだそうだ。到着は二時間近く遅くなったもよう。明日の朝も7時50分には電車に乗るというメールが来ていた。

朝6時に目が覚めた私。関東は午前中晴れという天気予報を聞きすぐ洗濯を開始。洗うのを待つ間に夫にメールを送ったところ、すぐ返事が返ってきた。

「なぬ?」まだ6時45分というのにもう電車に乗っているという。向かう先は郡山。どうやら昨日私が「おみやげ~」と言っていたままどおるを調達してからまたどこかに向かおうという様子。一泊は予定しておらず、携帯とデジカメの充電池を持たずに出て行ったためどうやら携帯メールはもう無理そうな感じ。

8時半頃「ままどおるいくつ入りのがいい?」とメールが来て、こちらからのリクエスト返送後はメールをしていない。おそらく郡山でままどおるを調達し、それからあちこちまわって帰宅するのだろう。お土産話はたくさんありそうだ。

夫が一人で旅行に出かけているなどというと周囲は「え?それってあんまりじゃない?」だの「何であんた止めないの?普通そういうのイヤじゃない?自分がどこにも行かれないのに…。」とか言われてしまう事は多い。

しかし今年は私の体調変調で二人では旅行に行かれそうにない。だからと言って旅行が好きな夫に「出かけるな」とはいくら何でもむごい話。ただでさえ私の体調のせいで突然仕事を休まされたり、残業から帰ってきてまで家事をさせられたりと最初の頃はめちゃくちゃだったのだからこのくらいは別にいいじゃん、とは思っている私だったりする。

実際には私自身が一人でいるのをほとんど苦にしない(私も勝手な事してる)ため何の問題もない。実は今月終わりに米坂線を見に行くため二泊三日の一人旅の予定もある夫なのであった。そういう時は私の方はかえって一人で気楽に過ごしているのでそれでちょうどいいのだ。

だからと言って「北海道一週間一人で行って来るあなたの分までおいしいもの食べてくるよ」と言われた時にはさすがの私もムッ!「それだけは絶対ダメ」と言っていたりするんだな…。

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肉まん食べたい

つわりの症状はだいぶ軽くなってきたものの、好きだったものが食べられなくなったりして唖然とする事も増えた私だった。おまけにおなかが大きくなってきたせいで胃が圧迫され普段食べている量の半分くらいしか一回に食べる事ができなくなった。その分ちまちま食べているので体重は少しずつ増加に走り始めた。かろうじて60キロ(妊娠前から既に58キロあった。身長が160センチくらいとは言えちょっとここ数年は丸々としていた)突破してないのが救いだ。

そんな私が今日突然肉まんが食べたいと思った。スーパーに行ってみるが小さい肉まんしか売ってない。それを買ってきて半分食べた。

実は関東でも横浜の中華街に行けばおいしい肉まんが食べられる。ここには凝った肉まんがたくさんあってどのお店のもそれなりにおいしい。

しかし数年前夫と大阪に行ったとき食べた豚まん、あれは本当においしいと思った。大阪は全体的に食べ物がおいしいところが多いと感じたが、豚まんのようにシンプルなものほど余計おいしいものでないと通用しないのかもしれないなと…。

大阪で食べた豚まんは二種類。一つは蓬莱551。もう一つは二見の豚まんだ。

蓬莱551の豚まんは弟夫婦も大好き。我が家が大阪に行った後お土産に買ってきたのを食べ終わり、その後わざわざ取り寄せまでして食べていた。これは一度に二つくらい食べられる感じの豚まん。私たちも大阪に行った時はお土産として買って帰り、家で楽しんで食べた。味付けがあっさりしているのか数食べる事ができる。

二見の豚まんについては、大阪のガイドブックの隅の方にちょこっと載っていた。それを私の食い意地センサーが見逃さずキャッチした。お土産がないようだったのでこれはわざわざなんばまで行って食べた。これが予想外においしくて夫も私も大感激!この豚まんの方があんの味が甘めだったが、皮は蓬莱551のものより厚く感じた。大きさも少し大きいような気がしたので一個食べただけで大満足だった。

個人的には私は二見の豚まんの方が好きだったりするが、どちらも同じくらいおいしい事には変わりはない。

最近になって二見の豚まんも全国発送してくれる事がわかった。もう少しして温かい豚まんをおいしく食べられる季節が来たら、取り寄せしてみようかな。

でも現地で食べるのとお土産を家で温めて食べるのと何だか感じが違う。やはり現地で食べるとおいしさが増すように思うのは気のせいか?

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只見線日帰りの旅は…

夫も私も今日は会社を休んだ。私は8年程前に三途の川を渡った祖父のお墓参りに。夫は青春18きっぷを握って日帰りの旅に出た。なぜ日帰りかというと、体調があまりよろしくない私を気遣っての事らしい。

夫の旅先は特になし。実はこれは只見線に乗って日帰りで帰ってくるというもの。埼玉から上越線経由で新潟の小出まで行って、一日に三本しかないと言う只見線の直通電車に乗り福島の会津若松へ。会津若松から喜多方に向かって喜多方ラーメンを食べてから郡山へ磐越西線で出て、東北本線経由で埼玉へ戻ると言う旅。当然ながら新幹線・特急の利用はせず全部各駅停車。帰りは終電になるという。一日中電車乗りっぱなしの信じられない旅である。

朝8時半頃夫は元気に出かけていった。

私は家事を済ませ、実家の親とお墓参りに行き、普段は行かない回転寿司に連れて行ってもらいごちそうになった。妊娠してしばらくしてからなまものを全く受け付けなくなった私、回転寿司屋では納豆巻きやらタマゴやら、挙句の果てには子供向けのメロンやらジュース、チョコレートパフェなど普段寿司屋では絶対食べないものばかり食べていた。

そして私は父の車で昼少し過ぎに帰宅。

その後夫からメールが来た。小出に行く途中の車内放送で只見線が大雨の影響で小出~只見間不通、その先は代行バスでの運行になると知らされたと言う。

とりあえず小出まで行った夫から電話が入った。バスが非常に混んでいるだけでなく、代行バスということで各駅停車で山中を走るため何時に只見に着けるか不明という。このまま折り返しも考えないとダメだなあと夫は言う。

とりあえず次の電車が不通ならどうにもならないので引き返すか、目的地を変えるかするしかないね、などと話していたところ、運休になるのは夫が乗る予定だった電車で、夕方16時頃に出る最終の直通電車は予定通り走るということだった。会津若松への到着は21時頃という。

ここからは夫と私の連係プレー。今日中に埼玉へ帰るのはもう無理だ。夫が会津若松のビジネスホテルを当たってと言い、私が空き状況を確認し、ネットで宿泊予約を入れた。宿の連絡先を夫にメールで知らせ宿泊予約もできた。後はもうゆっくり会津若松へ向かえばとりあえず宿はあるから安心だ。

夫は16時頃に小出から只見線に乗り、会津若松へ無事向かった。天気も曇りと言う事でまずまずなようだ。トンボがたくさん飛んでいるのを見たり、夕方川霧が出る幻想的な風景を見たもようで時々メールをくれる。今は只見を過ぎて会津若松へとゆっくり向かっているところのようだ。山の中の夜は暗いだろうな…。

とか言って一泊になる事を知った私が取った行動とは…。

「ままどおる買って来て。」と夫にどこにお店があるか伝えるメールを送っていた…。日帰りだったら駅で降りて寄り道する時間はほとんどないこの旅。おみやげなど買う余裕は当然ながらないのはわかっていた。いくらおみやげと叫んだところでそれは無理だ。売店も閉まってしまう時間に駅に着いたって何も買えやしないから。

しかし、だ。一泊となればそんな余裕がないとは言わせない。しかも一泊する会津若松にも、帰りに経由するはずの郡山にも、もともと行くはずだった喜多方にもお店があるし!とネットでお店を調べてまでメールをする私…。本当にどこまでも食べ物に執着するよなあ…。

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オケクラフト

昨年からちまちま集めていたものがある。それが今日のお題のもの。北海道の置戸町で作られている木工製品(という言い方でいいのだろうか?)の事だ。

家では食器を集めてきた。最初はカトラリーから始めた。ケーキ用のデザートフォークと和菓子用の菓子楊枝だ。デザートフォークはステンレスのものがあったが、使うと歯に詰め物をたくさんしている私はたまに詰め物との電位差から変な味がするのを不快に思っていた。それが木のフォークでなくなった。菓子楊枝は爪楊枝の使い捨てが気になってしまい購入した。

お菓子を食べるためだけに使っていたものだが、使い心地がよくてパン皿、ミニボウル、食事用フォークとフリーカップをそれぞれ二個ずつ集めてしまった。どれもlこれもていねいに作られた木の製品。

木製品はいろいろ出回っているが、国産の木製品は皆ていねいに作りこまれており、どれも使い心地がいい。秋田の曲げわっぱのお弁当箱(思ったより安かったがとても使い勝手がよくて夏場のお弁当はこれなら安心)、木曽の漆塗りの木製品(これもお弁当箱だがやはりお弁当は安心して持っていける)、会津の漆の塗り物の菓子皿とフォーク(←これはひどい話で自分用の一組しか持っていない。なぜならその当時私は一人暮らしで一人でお菓子を楽しむのに使っていたからだ。定番品らしいので今も買えるようだが。)いずれも旅行に行った際地元の工房や工房兼卸業者さんなどで買ったものだ。

その中でもオケクラフトは大好きな北海道で、北海道の木材を使って作られているようだ。年に一度だけしか行かれない分、身近に北海道を感じていたい、というのもあって思わず集めてしまった。さらに木製品ならいずれ子供が生まれた時に子供のために比較的安心して転用できる、といった部分もある。

本日この食器を使って朝ごはんを食べてみた。お皿にカフェオレと自家製の食パン(ホームベーカリーが作ったんだが)とおかず(卵一個にハーフベーコンとスライスチーズ半分だけ入れたミニオムレツにホウレンソウとコーンの炒め物)を盛って、ミニボウルにイチゴを盛り、木のフォークをつけてごはんにしてみた。使用感が温かくてとても食べやすい、そう思った(フリーカップは到着が今朝だったため使用できず)。休日の朝ごはんなどこれで食べたらゆったりできて気持ちがよくなりそうだ。

置戸町には行ったというより通ったことがある。まだふるさと銀河線が通っていた頃。銀河線が廃線になると決まった最後の夏、どうしても夫がこの電車に乗りたいと言い、道東へ旅行することにした。そしてそのうち一日をこの電車に乗るためだけにあて池田町から北見市までを一往復したのだった。

この日は本当にただ電車に乗っただけ!池田駅から電車に乗り、途中境野という駅で降りてカレーと豚丼を食べ、もう一度電車に乗って北見駅まで。帰りは北見から池田までまっすぐ帰る行程。池田からの電車は高校生がいっぱいで座ることができなかった記憶がある。その高校生たちがまとまって降りていったのが置戸駅。

学生の頃「図書館が充実している町」ということで置戸町という名前が出てきたので知ってはいた。「あ、ここがその置戸町か。」と思った。この頃は「オケクラフト」という名前は知らなかったのだ。もし知っていたら私はこの駅で「降りて見に行くぞ!」となってしまいおそらく夫を困らせていたに違いない。

電車が廃線になってしまった今はレンタカー以外ではバスで行くしか方法がないようだがが、また北海道に行くときはいつか必ず現地を訪れてみたいと思う。見られる事なら工房にもお邪魔してみたい(これはちと無理があるな)。オケクラフトが見られる「森林工芸館」などという施設もあるようだ。比較的道東方面を旅行している事が多いので、いずれは私のわがままが通ることもあるだろうと思っている。その時はおそらくあちこち目移りしてしまい、気がつくと「あ、これいいな…」と木製品にしがみついている私がいるという事になりかねない気がするが…。

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思い出の笛

コカリナという笛がある。もともとハンガリーの笛らしいのだが、日本ではあまり知られていないみたいだ。長野オリンピックの時伐採された木で作られた笛ということもあり、長野の出身の方だと「知ってる」という話を聞くことがある。

この笛はとてもシンプルな笛で、筒型の木に吹き口がついて指穴が6つ。しかも管は閉じられている。上手に吹ければ優しいきれいな音が出る。フルートより簡単な作りでいかにも簡単に吹けそうな楽器と思いきや、これが意外と難しい。

まず安定した音を出すのが難しい。もともと楽器によって音域が1音違うなんてことはざらにあるので、まず持っている楽器がどの音域をカバーするのか知らないといけない。さらに長い時間吹いていると管が閉じている楽器のため水滴がたまり音が悪くなったりするのだ。定期的に水分を吸い取ったりする必要がある。

フルートがたくさんのメカを持っているのは、それだけで音を安定させる機能が充実しているということなのだろうか。指穴とそれをカバーするキーががたくさんあるのも、指づかいの違いで音を変えることができるようにするための便利な機能、ということか。

実際コカリナは習わず教則本を買って自分で練習した。ある程度吹けるようになってからは旅行などに持って出かけたりしていた。

ある時実家の両親、弟夫婦と5人で蔵王へ旅行した。この時もコカリナを持っていった。

蔵王ではハイキングをすることになり、私たちとツアーの数人、確か合わせて11人ががいっしょに蔵王の山に登った。この時はガイドさんが3人ついた。2人のガイドさんは見習い中の方だったが、1人は大ベテランだった。しかしこの人はおっかない一面を持っていた。見習い中のガイドさんがへまをした時は結構厳しい言葉で指導、山登りをしているメンバーが少しでも危険なことをすればきつくは言わないものの容赦はしなかった。さすがにみんなこれには驚き、おとなしく山のぼりをしていた。

そんな中で体力のない私はこのベテランガイドさんの後をついて登っていた。歩くのが遅く足元も危険(当時足首を捻挫しまくり、じん帯も伸びきってしまっていた)なのでガイドさんのすぐ後を歩くことにしたのだ。ガイドさんはそんなに早く歩いてはいないので歩きやすく、写真撮影を趣味とする私にとっては幸いだった。山に登って生まれて初めてコマクサが咲いているのを見て私は一人でカメラを持って大喜び。ガイドさんがおっかない事はすっかり忘れてハイキングを楽しんでいた。

山登りを楽しみ、コマクサや「おかま」を眺めたり、山頂からの風景を楽しんでから来るものは下山の道。山登りは登りより下りの方がきつい。早く下りる事はできるが足ががたがたになる。下山途中でメンバーがかなり疲労してきたのに気がついたベテランガイドさんは休憩を取ってくれた。

その休憩時間中に私はコカリナを取り出して少し離れた所で吹いていた。そんなに大きな音が出るわけではないので聞こえないだろうと思っていたのだが、音はメンバーに聞こえていたようで「何だ何だ、誰か笛吹いてるよ。」という話になったそうだ。家族はみんな誰が笛を吹いているか知っていたが黙っていたようだ。するとおっかない顔をしていたガイドさんがにこにこしていたという。みんなびっくり仰天したそうだ。

その後下山して、ホテルまでのバスが来るまでしばらく時間が余っていたためハイキングに参加したガイドさん、ツアーのメンバーと話をしていたところ、おっかないベテランガイドさんが私に近づいてきた。

「さっき休憩中に笛を吹いていたのはあなただよね。」

ひえええ、こりゃ怒られるか?と思っていたら意外な言葉が続いた。

「その笛で何が吹ける?もっといろいろ聴いてみたいんだけどね。」

えええ?と思いつつもエーデルワイスを吹いてみたところ、ガイドさんはにこにこしながらもっと聴きたいと…。こちらも調子に乗って日本歌曲を中心にいろいろ吹いてしまった。

「休憩中に吹いた時、うるさいって怒られるかなって思いました…。」正直にそう言うとガイドさんは大笑い。「その笛は木でできているんでしょ。木でできている笛だと嫌な響きにはならないんだよ。鳥の声のような自然の中にある音のように聞こえるんだよね。」そのような事を言われたように思う。

その後も調子に乗って、吹くか吹かないかは別として旅行となるとコカリナを持って行く私だった。

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大食い写真館開設

実は旅行に行くと必ず食べた料理の写真を撮っている私だった。

私は最近になって特に食べ物への執着が強くなり、おいしいものを探すのが大好きになってしまったのだった。しかも普段地図が読めず夫のナビにもならないのに、食べ物が関わると途端に地図が読めるようになってしまうという特技まで持っているのだった・・・。以前は好き嫌いも激しく、食べる量も少なくて「食」に執着はなかったはずなのだが・・・。

今回の旅でも、おいしいものにたくさんめぐりあった私たちだった。そのうち一部を本日開設した「大食い写真館」で公開してみた。私の独断と偏見で選んだ食べ物である。

なお、今回ホテルで出た料理はここには載せていない。ホテルの料理は豪華すぎて写真に撮りきれないほどだったのだ(実際には何枚も撮っている)。他にも野菜などはたくさん食べている。何といっても外で食べるゆでとうきびや、ジャガイモのフライ、メロンなどは最高だった。これらは今回載っていない。

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お気楽写真館公開

サブパソコンから更新をしている私だったりする。

今回の旅行記を書こうと思ったが、撮りためた写真があまりにも多すぎるのでびっくりしてしまった。写真を見ながら記事を書くとなると至難の業・・・。

たくさんの中から選んだ写真を「お気楽写真館」としてアップし、サイドバーに表示することにした。おかしな解説(しかも思いっきり間違ってるかもしれない)がついたおかしなおかしな写真ばかりだが、よろしければご覧くださいませ。

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