フルート

何とも言えぬ思い

日曜日が発表会だった。私は今回ソロがなくアンサンブルのみの演奏だったので、すっごく気がラクだったが、リハーサルで思いっきりとちってしまい、本番足を引っ張ったらえらいこっちゃ!と気合を入れ直して舞台に臨んだ。本番はそこまでひどい事にはならず演奏を終える事ができたが…。

今回は観客の目で発表会を見ていたが、ふと気になる事があった。今回出場したメンバーが誰一人として曲を完成の域まで仕上げていないように思えたのだ。素人である以上完璧に吹けるわけはなく、間違える、ミスするのはある程度仕方ない。あがってしまうのも大目に見ていいと思う。

しかし、明らかに不完全な状態で出場せざるを得なかったと思われる人がこれだけ多数いるって何?皆選曲は確実に昨年以上のレベルのものを選んでいる。私は昨年未満のものを選んで完成まで持っていけず練習もできず玉砕し、ソロ演奏を断念した小心者ゆえ偉そうな事言えたものではないが、「ああ、やっぱりうまく吹けなかった…。」「何だか今年は少しつらかった…。」と演奏後ショックを受けている演奏者数名を見て私は「?」と感じた。少なくとも昨年は下手なりにみんな楽しんでいたはず、なのだが…。

発表会ってそういうもんじゃないんじゃないの?とふと疑問を感じてしまった瞬間だった。レベルアップを狙う先生方の気持ちはわからなくはないが、それが行き過ぎてしまえば生徒には楽しみではなく苦痛が残ってしまう。大人ならなおさらだろう。

今回はピアノの先生と二人のフルートの先生の教室のメンバーが発表会をしたのだが、実はフルートの先生は二人ともそれぞれが出産後と出産前で、レッスンが不規則になったりしており生徒側もうまく調整がとれなくなったりしていたようだ。その中での発表会であったのも影響はしていたと思うが、それにしてもなあ…楽しく演奏できればそれでいいや、という考えが通用しなくなったら私は発表会への出場はしなくなると思う。

いっしょに習っていた友人は何と今年また別の教室の人と演奏曲がかぶった。昨年も初めての発表会出場なのに曲がかぶり「え?」と言っていたのを覚えている。昨年は発表会に出るのはイヤと直前まで言いつつ立派に本番を吹き、今年は私以上にやる気になっていたはずなのに…今年も同じ事態になった事で「もう知らない。」と投げやりになっていたような感じだった。二年連続のかぶりで相当怒っていたのではないかと…後でよく聞いてみたら、ある程度曲を練習してきた時点でかぶりを知らされており、「なぜもう少し早く知らせてくれなかったのか?そうしたら私は別の曲を選んでいたのに。」と怒っていた。しかし先生は彼女の怒りには気がついていない。先生が曲がかぶっているのを知ったのは最初の打ち合わせの段階だったというから、彼女が曲の練習にとりかかる前にかぶりは阻止できたはずだし、もっと早くにかぶっている事を彼女に伝えられたはずなのだが…彼女は私のようにはっきり怒りを表すタイプではなかったため、そこまで怒っているとは思っていない様子。あえて私も先生には彼女が怒っている事については伝えなかった。ただ少なくとも同じ曲がかぶった場合、当事者が「それでもいい」と言わない場合は考慮した方がいいような感じはしたが…。

何とも後味が悪い発表会になってしまった人が多いってのはどうなんだろう。レベルアップする過程でつまずくのは仕方ないし、一段階上に上がろうとする時にこういう思いをする事は多々あるというのはピアノを長い間習っていてわかってはいる。そういう人が多かったという点では成果はあったと言ってもいいのかもしれない。

ただ発表会には出場者のレベルアップだけが目的じゃなくて、人前で演奏するって言う楽しみの要素も入ってた方がいいんじゃないか?と思う。私はピアノを習っていた頃に少なくとも何度かけっつまずいた事があるが、そういう時期の発表会では先生に配慮をしてもらっていた事に気がついた。楽しく弾けるような曲を選曲してもらったり、何曲も曲を用意してもらって好きなのを選ばせてもらったりしていた。

発表会で失敗して「もうイヤ!」なんて事にならないように子供だったからこそそうしてくれたのかもしれないが、大人になってからもある程度はそういうのも必要なんじゃないだろうか、そんな気がした。

そんな事考えてる私はちょっと甘いのかな…と思った一日だった。

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辞退から出場へ

10月19日の発表会、体調不良が続き練習ができなくなってしまい結果として出場辞退をした私だった。切迫流産でお休みしている最中につわりがひどくなり、ソロの曲を吹きたくても気持ち悪くてフルートが持てないばかりか吹けない。やっとの思いでアルテスの練習曲を吹くと目が回り気持ち悪い。さらに吹き続けるとおなかが重くなり始め…。つわりがひどい時期は吐きはしなかったものの食べ物すら食べられないし、体重が減ってしまったせいでもうふらふら。仕事に復帰してからは週末は昼夜問わず寝てばかり。いくらフルートを練習したい、レッスンに行きたいと思っても体が言う事を聞いてくれない。これでは発表会に出ても何の意味もないし自分も先生もつらいだけ、そう思って辞退した。

ところが、先生からアンサンブルの楽譜が送られて来た。もし出られるようであればどうかとのありがたいお話だった。今年は昨年より参加者が少ない事もあって本当は出場したかった。実は参加者が少ない事で発表会の運営自体が大変になってしまうのを知っていたので、どうにか参加はしたいと思っていた。それがこんな形で実現できるなんて嬉しい限りだ。

幸い先月末あたりからつわりの症状が抜けてきたようで、少しずつ食べ物が食べられるようになってきた。今月に入ってからはむくみ等のトラブルはあったものの、その後は体力回復も明らかに早くなってきた。と同時に食べられなかった食べ物が食べられるようになったり、食欲が今まで通りに戻ってきたのだった。確かに妊娠前のようにはいかないが、これならわずかな時間はフルートも練習できるな、と思えるようになってきた。

そんな中で送られて来た楽譜を見て唖然…気楽に吹いていいと先生からの手紙には書かれていたが、これ簡単なアンサンブルじゃないじゃん…先生、ウソついたな、と青くなった私だった。

同じパートを吹く人にとても上手な人がいるので「口パクしてもいい?」と先生にメールをしたところ「ダメ!」と…そんなの当たり前である。「そんな必死に練習しなくても絶対吹けますよ!」と書かれた返事を見て、先生、何か勘違いしてないか?と思った私だった。

という事で10月12日のアンサンブル合同練習までしばし2曲の練習が続く。音は何とか出せるし確かに吹いてみたら思ったほど難しくはなさそうだが…。

練習を始めると頭の上に耳が二つついた大きな丸い目をした四本足がどこへともなく逃げていく。さらに追い討ちをかけるようにおなかの中から「ドカドカ、ドカ-ン」と…外からも一瞬おなかが出っ張るのがわかるほどの激しい蹴りなので明らかにこれは「え~い、うるさい!」という抗議だろう…。

いくら下手だからと言ってみんなで揃ってそこまでする事はないと思うのだが…。

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決断

今日、10月のフルートの発表会への出場を辞退する事を決めた。

ここまで曲の練習はしてきたのだが、この体調ではいくらラストスパートをかけて練習しても10月までに曲を仕上げるのは無理と判断したのだ。先生にも「今年は出るのを辞退し、お客さんとして参加します。」と連絡は入れた…。

最近週末になると疲れがたまり、体調を崩して寝ていることが多くなった。当然の事ながら一時間早く帰れるからといってフルートの練習などできるはずもなかった。家事をするスピードも落ちてしまい、とにかく以前のように動けなくなってしまった。「もう少ししたら体調は良くなるからあと少しの辛抱だよ!」と職場の先輩は言ってくれるが…。

でも疲れたからと言ってむやみに仕事を休んじゃうわけにはいかない。ただでさえ12月には職場から消えてしまい、その後一年以上もいなくなってしまうのだから、やれる事は最大限やっていかなければいけないし、後任への引継ぎもしていかなくちゃいけない。

最近はフルートを吹くだけでめまいがしたりふらふらしたり。今まで絶対あり得なかった体調の変化が現れてくるようになってきた。さらに体力がないせいか週末レッスンに行くこともままならなくなってしまった。こんな状態で発表会に出るのは私自身納得がいかないし、おそらく先生としても、練習不足で納得がいかない演奏など聴くのは嫌だろう。

いずれ先生も産休に入るし、私も長いお休みに入る。これ以上勘は鈍らせたくないのでレッスンができる状態になれば行こうとは思っている。でももう今はアルテスだけでせいいっぱいな状態。この状況は素直に受け入れるしかないな、と思った。体調が良くなったらまたフルートを少しずつ吹いていこうとは思う。せっかくここまで吹いてきたのだから…。

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レッスンは再開

土曜日に1ヶ月ぶりにフルートのレッスンに出かけた。当然の事ながら全く練習はしていない…。

先生もつわりが少し落ち着いたとは言え、どうも調子は私より悪そうだ。少し前に体調を崩したとのこと。私は初期に休んでしまったこともあるせいか比較的落ち着いている。お互い長時間立っていられないため初めて座ってのフルートのレッスンとなった。ソノリテとアルテスと「天使のセレナーデ」だけ持って行き吹いてきた。ソノリテのロングトーンで音出しし、アルテスで慣らしてから「天使のセレナーデ」へ。一時期つかめていた音の出る位置、音が響く位置を思い出すまでかなりの時間がかかってしまった。大きな音は出ているけど、力任せだなあと自分でもわかる。怖くておなかに力を集中できない、というのもあるのだが…。

今後はレッスンも不定期になり、できるときにレッスンをしようということになる。実は先生はプロで演奏活動をしている上に楽器屋さんの方の教室も持っているのだが、地方公演等もあり体がついていかないため演奏活動は来月から一旦休止し、楽器屋さんの教室の生徒と個人の生徒を教える方を優先するそうだ。ところが楽器屋さんの教室の方は既に代理の先生の話が出ているため、いつまで続くのかはわからないという。その点個人の教室は自由が利く部分があるので、先生としては出来る限りのところまで生徒を教えていきたいそうだ(先生の実家が教室になっている)。

曲もソノリテとアルテス、「天使のセレナーデ」だけをやっていくようになる。「天使のセレナーデ」はもうほぼ形になっているものの、スラーが怪しかったりおかしなところでブレスをしたり、まだ自分が吹きたいようにうまく曲の表現ができない。さらに十六分音符の塊の前半がどうしても指がまわるのが遅くなる。「速度を落とすな」の指示記号が出ている分なおさらまずい。その部分を重点的にやっていくようになる。

発表会は一応参加の意思を示した私だったが、果たしてどうなることやら…だ。

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何と言う偶然…

5月のフルートレッスン二回目。実家に立ち寄ってからフルートに行った私だった。

今日の関東は寒いくらいだった。さすがの私も実は少し風邪気味で少し厚着をして出かけた。先生のお宅に行くと何だかやけに先生が厚着をしているように感じた。

変だなと思いつつレッスンに入ろうとしたところ、先生からびっくりするようなお話があった。何と、先生のおなかに赤ちゃんがいる事が今週木曜日にわかったという。思わず「わあ、おめでとう!」と叫んでしまった私だった。

先生は出産予定日が来年1月15日頃、だと…。発表会が10月19日だが、その後はレッスンを少しずつ減らしてお休みに入る準備をしていくという。いつまでレッスンをしようかとこれから生徒さん一人一人と話をしていくという。

実は今日は先生の方が体調が悪く、気持ち悪いという症状があるようでフルートを吹きたくても吹けない状況だと言うのだ。私の方は至って元気(とは言え眠かったのだが)無理はしないようにと先生に話をした後、私も先生に「姿の見えないミクロ」の話をした。先生もびっくりだった。まさか同じような時期に同じような事になるとは…と。

その後レッスンに入りアルテスの残り課題をやってみたが、あまりおなかに力を入れて吹かないように指示されてのレッスンになってしまった。おなかをゆるめていると高音を出す時はなかなか難しい…。少し吹いているうち「力まない腹式呼吸」でも高音が出せるのに気がついた。そんな呼吸の仕方をしたのは今回が初めてかも…。まあフルートを吹いたからどうのこうのという話は聞いた事はないが…。

次回のレッスンから発表会の曲を練習し始めることになった。お互いいつレッスンを休んでしまうかわからない身である以上、早めに準備をする方がいいという結論になったのだ。吹くのはムラマツフルートで出している楽譜のバージョンでの「天使のセレナーデ」でほぼ決まりそうだ。今日は初見で吹いてみたところ16分音符が出てくるところ以外はまずまず吹けているらしい。

ただ16分音符のところでどうしても指が回らない。昔折った右手の薬指を使うところがあり、力が入らずうまくキーを押さえたり離したりの動きができないため、きちんと動かしているつもりが変な音が出てしまう。さらに細かいところを見ていくとスラーをつけ過ぎたり、変な場所でブレスをしたりして曲の流れをおかしくしているため、そこは重点的に練習する必要がありそうだ。

いずれにしても今年も楽しい舞台に出来るよう、自分ができる範囲で練習をしていこうと思う。しかし…アルテス1巻はまだ今年も終わらないな…。

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フルートレッスン復活

結局最後のレッスン(2月16日)からまるまる3ヶ月フルートを触っていなかった私が、何の練習もせずにレッスンに復帰した。

3ヶ月もレッスンを休むのは今回が初めてだったと思う。今まで2ヶ月が限度だったが今回はもうどうにもならなかった。

2月のレッスン後練習時間を取るどころか仕事は忙しく毎日が残業。その上3月頃から自分が心身ともに体調を崩してしまい、4月には病気ではないものの体に大きなトラブルが起きた。

その後なぜか友人や後輩、かつて職場でプロジェクトチームを組んだ仲間たちや、退職した先輩など周囲からいろいろ助けられたり、癒されたり、楽しい時間をいただいたりが続いた。そんな中でやっとフルートを吹こうという気持ちになれた。もしかしたらこのままもうフルート吹かないかもしれない、いや、吹けないかもしれない、そう思ったこともあった。しかし先生もレッスン時間を確保して待っていてくれた。

レッスンノートの記録も2月16日が最後。時間が止まった状態の楽譜。練習はしないままでレッスンに行き、正直にフルートを触っていないことを先生に話した…。先生は一言「どうにも身動きができない時ってあるものですよね。たとえ練習ができないとしても息抜きでフルート来てくれてもいいんですよ。」と…思わず涙が出そうになった。この先生に会えてよかったと…。

リハビリの予定でモイーズの「ソノリテ」から半音ずつ下がる、上がるの練習。せっかく力を抜いて音を出せるようになっていたはずなのに、力で楽器を鳴らしているのが自分でもわかる。息圧を強く→力任せ、息のスピードを速く→力の限り、という状態なのだ。ffに近い音を出しているものの、フルートが悲鳴を上げている。わー、これじゃダメじゃん。こんな力入れなくても音が出せるはずなのに!

先生は笑った。「思ったより今回もリハビリ期間は長くはなさそうですね。音出てますから。ただ出し方が悪いのと、高音出す時いつもの悪い癖、頭部管を内側に向けるのをやっていますね。それは絶対にやらないでください。」と。そして「息を前の方に、さらに息のスピードを速く、圧力も強くするよう意識してみてください。」と。

やってみると高音が思ったより出るようになってきた。しかし、低音に入ると油断するため音程がどかっと下がり、響きも「ドーン」と重苦しい音に変わってしまう…高音でそんな音にならない分音が上がり下がりするところでおかしなバランスで楽器が響いている。自分でもそれがわかるから気持ち悪いことこの上なし…。

「低音も下に向かって吹かないで、高音と同じように前に息を出して吹くようにしてみてください。音程は多少高めになりますが、低い音と高い音の響きがあまりにも違うのは聴いている方としても変な感じになりますね。本当は低い音も高い音も響かせなくてはいけないんですが、今はそれよりその差を埋めるようにして吹いてくださいね。」

アルテス13課の最後のエチュード、前回は全く音もめちゃくちゃ、指も大パニック、最後までまともに吹けたためしがなかったのだが、今回二度通した限りではそれなりの演奏ができるようになっていた。3ヶ月休んではいたものの、少しだけ進歩はしていたんだ…。指づかいでの間違いが極端に減ってきたのだ。そう言えば2月16日のフルートのレッスン後、自宅でこの曲を何十回も吹いたんだっけ…。

その後日本歌曲集から「ふるさと」。中間部のアレンジがかなり難しいもので閉口しておりまともに吹けた記憶はなかった…のだがこれもなぜか克服されていた。ただ高音が多いせいか最後の方になると体に力が入り過ぎ、音を出すのがせいいっぱい…。

「リハビリは来週で何とかなりそうな感じですね。」先生は笑顔だった。そう言えばレッスンの後は必ずレッスンノートを記録し、それを身ながらその日のうちに自宅で復習をしていたんだった…それが3ヶ月のお休み期間での力と技術の衰えを多少補ってくれていたんだな、と思った。

今年は10月19日の日曜日がフルートの発表会なのだそうだ。場所はいつもと同じ場所、そろそろ曲の選定をしたいという話が出た。前回終了時目標曲はあったが、その曲は今の状況だととても演奏できる状態ではないので諦めざるを得ない。

ただ吹きたい曲はあったため先生に希望だけは伝えてみた。「天使のセレナーデ吹きたいんですけど…」そう言ったところ「あ、それなら全く問題ないと思いますよ。ただいろいろな版があるのでどの版で吹くかだけ確認しましょう。」とのことであった。

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やっと…

来月からやっとフルート再開の目途が立ってきた。

とりあえず来月から週休二日、土日休みの生活に戻るためだ。たまに土曜日出勤や日曜日出勤はあるが、いずれにしてもお休みがやっと週に2日取れるようになる。会社はこれから毎週当番制での土日出勤を検討しているようだが、それが決まるのはいつかはわからないし、決まってからフルートのレッスンをどうすればよいか検討すればいいことだ。

毎日残業は三時間、それはおそらくしばらくこれから先も変わらず夜間の練習はもう無理である。しかしこのままでいてはもう再開できない、それならそれで週末練習するだけでもいい、もういい加減復帰しよう、フルート吹きたい!そう思ったこともあり先生に連絡を入れた。先生はとても心配していたようだったが、復活を快く引き受けてくれた。私のレッスン曜日と時間は誰にも譲らずずっと空けていてくれていたそうだ。思わず涙が出た。

2月で止まっているレッスンノート…どこでフルートをお休みしたのかしっかりと記録が残っている。来週末からその記録を見ながら復習だ。おそらく2ヶ月のブランクで音が出なくなってしまっているだろう。せっかく柔らかな音が出せるようになったばかりだったのに…。

再度初心に戻ってスタート、である。

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最初に使っていた楽器を吹いてみた

昨日のレッスンの復習とばかり土曜、日曜とわずかな時間だがフルートを練習した私だった。

そう言えば最近一番最初に手にした楽器を吹いていないなと思ったので、引っ張り出して吹いてみた。この楽器はYFL-311。中学生の頃親に買ってもらった楽器だ。頭部管が銀、本体と足管が洋銀、カバードキイでEメカがついている。

握ると今使っている楽器(以前パールのカンタービレと書いたけど、ドルチェだったと最近判明…確認しない私が悪い)に比べて管体が若干太めな気が。でも軽さは明らかに軽い。楽器が違うのだから当たり前だが、覚えた指を置く定位置となる場所もちょっとずれている感じがした。

吹いてみると思った以上に吹きやすい。最初の頃なぜこの楽器でも音が出なくて苦戦したのか不思議なくらいまともに吹けるようになっていた…。高音を出すのも全く苦しむことなくあらあらと思うように吹けてしまうのでびっくりした。このフルートが原点なのだからたまには吹かなくちゃいけないな。

楽器を磨きながら考えてみた。この楽器だと指の位置が多少ずれていてもカバードキイだから問題なく音が出る。しかもEメカがついているので(あまり私はその違いを感じず、むしろF♯メカがほしいくらいだが)高音Eは全く問題なく出る。さらに楽器への息の入り方だ。息の入れ方が限定されてしまう楽器ではないため、こつさえつかめば比較的誰にでも簡単に音が出せるのではないかと思う。最初の頃この楽器を使っていたのは正解だったかもしれない。最初から今の楽器を使っていたら音は出ない、指が押さえられない、どこに息を入れたらいいかわからない…がかなり長いこと続いて途中でフルートを辞めていたということにもなったかもしれない。

ただ難点もある。ある程度どんな吹き方をしても音が出るものの、息の圧力によって音を吹き分ける練習をしてもまだ私が吹くとあまりその違いが出てこないのだ。私の場合はあまり息の圧力をかけるとおそろしいほど大きな音が出てしまう。楽器が必要以上に鳴り過ぎてしまうみたいだ。指づかいも多少変な状態であっても音が出てしまうので、私のようないいかげんでは間違ったまま覚えていても気がつかない可能性がある。

どの楽器を持ってもいい事悪い事両方ある。ただ少なくとも今の状態を楽器のせいにはしたくはないなあと思ったのは事実…。どの楽器を持っても吹ける人はきちんと吹けるのだから。

私も今中心に使っている楽器をまだ使いこなせていない。ただ今使っている楽器である程度の事ができるようになったからこそ最初の楽器を楽に吹けるようになったのだと思うのだ。先に進めば最初の楽器もおそらくもっともっとまともに吹きこなせる方法が出てくるだろうと思う。最初の楽器から教えてもらうこともまだまだありそうだ。たまにはこの楽器で音を出してみるのもおもしろいかも。

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早春賦

今日は2月のフルートレッスン初回。

1月にフルートを再開してから自分でもはっきりわかるようになってきたが、以前はかなりふらついていた中音域部分が穏やかな音で安定して出せるようになった。「キーッ」という響きが出なくなってきたのだった。

しかし、Eを過ぎたあたりからやはり音が出にくくなる…というより何も意識しないで吹けばEは確実に出るのだが、「このあたりから苦手だなあ…。」という意識が先走ってしまい口が堅くなり、フルートを内側に向けてしまう。この後に私が一番苦手とする音F♯があったり、さらにどうしても指づかいを間違えがちなG♯などあったりするともうまともに音が出せなくなってしまうことが多いのだ…。指に気をとられ息の方向が変わったり、そこまできちんとできていたはずの呼吸法が狂ったり…。地道に練習していけば徐々にできるようにはなるのだと思いたいが…。

先生いわく、私の場合はまだ一つの音色しか出せていないそうだ。その音の出し方には問題はなく、方向としては間違ってもいないという。しかし圧力は弱めの音なのだとか。私はまだ強めの圧力をかけることはできていない。息の圧力が変わることで出る音に倍音の響きが入ってくると言う。そのときどきで音色を変えることができるようにするとだいぶ演奏の幅が広がるらしい。つまり息の圧力を変えることができるようになればいろいろ使い分けができるようになるのだと言うが、まだそれを求められる状況にはないような気がする。それって究極の目標のような気がするが…。

さて今日のレッスンはアルテスの13課をのろのろ。前回のレッスン当日に復習した成果があったか課題はほぼクリア。ただしどうしても一つだけ私が吹いていて納得できないものがあってそれだけ来週に持ち越した。確かに吹けるようにはなっていた、けど二度吹いて同じ場所で「あれ?これでいいんだっけ??」と一瞬身構えた場所があったのだ。何度吹いても間違うのでその場所だけ取り出して何度も何度も練習をした場所。そうして吹いても迷うと言うことはおそらくものになってないな、と判断したのだ。家に帰って吹いてみたらやっぱり間違った…宿題にしておいてよかった。

「ふるさと」は相変わらずアレンジ部分を間違えてばかりいた。苦手な高音にあやふやな指づかい、複雑なスラーとリズム。頭ではわかっていてもフルートで音が出せない。この場所だけ繰り返して練習するしかないかな。

日本の歌を吹くようになって何が一番大変かと言えば、単旋律を歌うように吹くことだ。前にも書いたが簡単で誰にでもわかるメロディーを、おかしな場所で息継ぎすることなくきれいに吹くというのはかなり難しい。レッスンで先生に教わる以外にも自分でどう演奏するのか研究する必要はあるな、と思った私はのもう一つ日本の歌が入った曲集『コンサートで吹く「日本の名曲」』を購入した。カラオケ伴奏のCDがついた曲集。模範演奏のCDも入っていたのでとりあえず聴いてみる…あ、やはり外国の演奏曲とは何かが違う…。

吹き方をそのまま真似することはないにしても、息継ぎの場所、吹き方、曲に必要とされる音質など参考になる点がたくさんあった。一番最初に入っていたのが「早春賦」。これからの時期にぴったりの曲だ。

教則本と今吹いている曲の復習のあと、カラオケCDに合わせて初見演奏してみた。アレンジが比較的易しいのでそんなにずっこけたりはしなかったが、やはり難しい。流れにのってめいいっぱい息が続く限り吹いてしまうと歌が途切れてしまったり、うっかりスラーを無視して吹いてしまいおかしな場所で息継ぎが入ってしまい、歌詞を考えると「こりゃまずいわな…。」と思ったり。

その後別の曲集(31曲選など)から何曲か試しに吹いてみたら、思った以上にすらすら吹けてしまいびっくりした私だった…日本歌曲の方が簡単なはずなのになせだ?

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自分の国の歌を吹くのは…

日本の歌ってフルートでまともに吹くとなると難しい。

特によく小学校や中学校で歌ったような唱歌については旋律自体それほど難しいものがないのだが、シンプルなだけに間違えると吹く方は「げっ!!」、聴く方も「えっ!?」となってしまう。

さらに難しいなと思ったのがその歌の歌詞の流れ。イントネーションやアクセント、息を継ぐ場所が歌詞の流れに合っていなかったりすれば、音が合っていようと聴いている方は確実に「?」と思ってしまう。

日本の歌だと思わず口ずさんでしまう人も多い。昨年先生のミニコンサートに行った時は知っている歌を小声で歌う人が見られた。この時は当然歌が途切れることはなかったが、もしこの人が演奏を聴きながら歌っていて、明らかに歌詞の切れ目ではない部分でフルートが息継ぎしたとしたら…当然の事ながら歌は止まると思う。

まだそんなところまで考えながら吹くレベルにはないが、歌詞の流れをしっかりつかんで曲を吹いていきたいなと思う。日本人であり、日本語がわかり、使えて、日本語で書かれた歌詞を理解でき、日本語で歌っていたからこそなおさらそう思う。フルートで日本の歌を歌う、そんなイメージで吹いていくのを目標にできれば…。

そう考えるとフランスで作曲されフランス語の歌詞がつくような曲だったら多分フランス人が演奏した方が上手だという話になったりするのだろうな…。英語の歌詞が本来の歌詞の曲なら英語圏の人の方が上手に吹けるという事になるのだろうな…。

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