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かみなりさま

小さい頃大好きだった絵本が「だるまちゃんとかみなりちゃん」。我が家には初版の薄い本があった。これはどなたかからいただいたものだが、私はこのお話が大好きでよく親に読んでもらった。当然自分でも読んでいたし、今も話の内容は…うろ覚えかも。落ちてきたかみなりちゃんをだるまちゃんが空に戻そうとするお話じゃなかったか…確か空に戻ってだるまちゃんは感謝されるって話だったと思うが…(あまりにも漠然とし過ぎだろ)。絵がとてもかわいらしくて、こんな雷だったら許してやる、と思っていた。

実は私は実際の雷が大の苦手だ。

稲妻を見るのもイヤだが、雷鳴が聞こえると悲鳴を上げてしまうぐらい雷が嫌いだった。家の中から見るのもイヤなのでカーテンを閉めてしまう。雷が鳴りそうな真っ暗な空を見るのもイヤだし、雷が近いと外に出るのもイヤ、帰宅する途中で雷が鳴り始めると通り過ぎるまで店などでやり過ごすほど雷が苦手。

まだ実家にいた頃すぐ近所の電柱に雷が落ちた事があったので、それを思い出すとさらに雷がイヤで仕方なかった。落ちる前から窓ガラスがビリビリ振動するほど雷鳴が響いたこと、落ちた瞬間閉めたカーテンを貫いて室内真っ白な光になり、同時に音にならないブシュっという振動とほぼ同時に聞こえたすごい雷鳴…今も思い出すとぞっとする。

二十代前半で外回りの仕事に就いた時の事。

夏の天気の良い朝から頭痛に見舞われる事が多くなった。私は夏バテもひどい方なのでこんなのイヤだなあ、と思っていた。ところがある日同じ職場の同僚から「タピアンが頭が痛いって言ってる日ってさ、午後になると必ず雷鳴ってない?」と言うのだ。

え?と思って気をつけてみたら、どんなに天気が良くても確かに午後や夕方に雷が鳴っている…本当かよ…と思いながら一年、二年…三年も経つとほぼ100パーセント頭痛天気予報が当たるようになってしまい、雷を避けながら外回りをする事までできるようになってしまった…。午前中に外に出る私を見て、午後から出る予定の同僚が「傘持っていこう…。」とぼそりとつぶやいたりしていた…。

一人暮らしを始めてからは何としても帰宅しなければならない事(家事がたまってるとか、ハムスターや猫がいるとか)があったので、どんな手段を使ってでも雷が鳴る中帰宅するようになった。ひどい雷の時はタクシーを使った事もある。そのうちにイヤでも雷の中を走って帰ることができるようになった。この頃にして二十代後半…。

しかし近所迷惑をかけながら、だ。雷鳴が聞こえるたび悲鳴を上げてたので、何事かと思って出てきた帰宅途中にある家の方が笑いながら雨宿りをさせてくれたことまである…。その方には今も感謝している…。

何とか一人で雷雨の中家に帰れるようになってからは、夏になっても朝から頭痛を感じることが少なくなってきた。そのうちだんだん頭痛自体しないようになっていった。

ところが三十代前半でまた外回りの仕事をするようになってから、またも夏場の頭痛が復活。頭痛天気予報は見事に当たるようになってしまった。「今日は雷が鳴るぞ…。」とつぶやくと、最初は信じてくれなかった職場の人たちもあまりに当たるので「どういう特殊能力だよ…。」と驚くばかり。私だって好きでこんなになってるわけじゃないよ。

そのうち同じ職場で内勤になったが、やはり夏場の頭痛は続いた。そしてその職場を異動になった翌年からはそれほどひどい頭痛を感じることはだんだん少なくなっていった。しかし、だ。頭痛はしなくなったものの雷が鳴りそうな日は朝から何となく調子が変だったりして、「今日は雷が鳴るかもな…。」というのはいまだに何となくだがわかる事がある。昨年の夏はちょうど妊娠中でつわりもひどい時期だったため、ほとんど体調は変調状態だったが、その変調とは違う説明のつかない調子の悪さが結構毎日あり、よく考えてみるとそれはあの激しい夕立の前触れだったのか…と思ったりする。

さて、家にひきこもりがちの今年もまた雷予報ができるのだろうか…。

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コメント

こんばんは☆

雷予報能力、初めて聞きました!
しかもすごい的中率!!
気圧の変化か何かに敏感に反応してしまうんでしょうね。
私は、自分が外にいる時に雷に遭遇するのは苦手です。
なんだか、自分に落ちてきそうな気がするので。。。

だるまちゃんとかみなりちゃん、私も好きで 大人になってから買いました。
かみなりちゃんが空から落ちてきた時、持っていた浮き輪が
木に引っかかって取れなくなってしまうのです。
そこでだるまちゃんが知恵を絞って取ってあげようとするのですが、
結局取れず。
べそをかいていた二人のところに雷パパが雲に乗って
やってきて、お礼にだるまちゃんも一緒に載せて、
雷の国に連れていってくれる、というお話です。
プールで遊んだり、かみなりちゃんちでごちそうになったりして、
おみやげをもらって家に帰ってくるのです。
40年近くも前の本なのに、今読んでもとっても楽しいですよね。

投稿: るーさん | 2009年6月 6日 (土) 21時39分

るーさん、こんにちは。
物語の要約…素晴らしいです。私が書いたのとは大違い…。かみなりの国で遊ぶあの場面、大好きでした。
実は私も最近ハードカバーを購入しました。絵がかわいくて好きだったのもありますが、今読んでも楽しいのは事実ですね。40年前の話…そうですよね。今も読み続けられているのには本当にびっくりです。

頭痛はいったい何なのか私もよくわかりません。身近に雷の鳴る少し前に吐き気がするという人はいましたが、予報は100%ではないと言ってました。

いまだに外で雷は私もイヤです。近所に落ちた恐怖と間一髪!という経験があった事も影響してるかも、です。

投稿: タピアン | 2009年6月 8日 (月) 12時06分

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