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類は友を呼ぶ

我が家のベランダの植物たちの事である。

我が家で増殖(爆殖も含めて)してのさばっている植物に共通しているのはほぼ「へたれ」である事。育てている人間が「へたれ」なのでそんなのが集まってきたのかもしれないが、「へたれ」なりの意地で頑張っているのかもしれない。

むろん園芸店などで売っていた正統なものもいる。それはやはりそれなりに立派なので「へたれ」の部類にするのはちょっとなあ…だ。きちんと花を育てている方からいただいたのも「へたれ」の部類には属さない。不思議な事にこの子たちは我が家では一切差別される事なく同じように育っているが、なぜか「へたれ」の雰囲気は持っていない。不思議だ。

今回書いた「へたれ」の大部分は、当時住んでいた家のそばのHC出身の植物だ。

今はどうだか知らないが、当時このHCは植物のお手入れが素人目に見てもなってなかった。夏の日中に売り物の花に水をやったりするので、「いいな!」と思った花を売り出してすぐ手に入れないとわずかな日数で傷んでいたりするのだ。葉が腐っていたり花が溶けてたら売り物になるわけがないし、すぐ売り場からひっこめられてしまう。

ある冬の日、仕事帰りにHCに猫のトイレ砂を買いに行ったら、何と日没後だというのに花に水をやっていた。これはあんまりだと思ったので余計なお世話だと思いつつ店長さんに「あれはいくら何でもまずいのでは?」と言ったオバサンは私…。

そのHCでは赤札ものの溶けかけたゼラニウム、しおれきったスミレ、原種クロッカスの苗、スノードロップ、くたったイチゴ、息も絶え絶えのハーブなどダメもとで買ったりした。お値段半額以下だったりしたのをいい事に、ほしかったものはとりあえず買ってみた。ダメもとで育てて見ようなどと思ったのがすべてもの始まり。な~んて言ってて実は「このまんま枯れてくだけなんて…。」と少しだけかわいそうに思ってしまったりするのも事実。私のところに来たっていい事はないのかもしれないけどね…。

「へたれ」についてはみんな水を切るようにして育てた。ただでさえ過湿状態で育っているので、これでは絶対枯れてしまうと思ったけど心をオニにして頑張ってみた。土も替えたりダメになったところを思いきって切ったり本当に荒療治。もちろん枯れてしまった苗も多いのだが、どこの世界にも一株くらい多少根性があるのがいる。いずれもたった一つだけ生き残っただの、よれよれとかろうじて夏を越しただの、親は枯れても種ができてて芽が出てきたなど苛酷な環境を生き抜いたのがいる。それらが今我が家のベランダではびこっている。

ローズマリーなんて生育旺盛すぎて料理に使っても余るわ、花が咲きまくるわ、人に挿し木用に派手に枝をあげてもまた伸びてどうにもならない。ミントやレモンバームはプランターにいるから増殖を防げているが、毎年摘んでも摘んでも葉が生えてくる。

スミレはもう増えすぎてどうしよう状態。しばらくは下草状態にして放っておくことにした。

イチゴは我が家では手入れをしないから小さい実しかならないが味だけはおいしい。ランナーで他所に分けた子たちは今も他所様の庭などで大事に育てられているらしい。数年前「何でもいいので植物がほしい。」と、とある施設を作ろうとしていた人に頼まれてランナーを取って三株ほどこのイチゴを譲ったのだが、その三株が今はいっぱい増やされて施設の人たちに大事に育てられているという。忘れた頃になって施設長からお礼を言われた時は本当に驚いた。

クロッカスは今年も芽吹いた。分球を繰り返しているのでさすがにもうダメかと思ったがありがとうと言いたい。去年みたいにブドウ糖で肥培すればまた来年も咲いてくれるのかな?

今いる「へたれ」たちを大事に増やして育てていくのも悪くないなと思っていたりする。

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