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テコフィレア

それは今年の秋我が家にやってきた小さな小さな球根植物である。小指の爪の先くらいしかない球根。大玉でも親指の爪の大きさくらいしかない。

南米チリの原産のようだが、現地ではその美しさゆえに乱獲されてほぼ絶滅したという。できる事ならチリの草原で風に揺れる自生の青い花を写真でだけでも見たかった…。

コバルトブルーの青いクロッカスのような花を咲かせるが、アヤメ科の植物ではない。変種には少し白が入った花や、紫の花が咲くのもある。

球根自体は流通していないわけではないが量産されているわけでもない。イギリスだか何だかで保存されていた種で実生で増やされて、その子孫達が世界中に出回り、ナーセリーでさらに実生繁殖されて流通しているのだ。ただし、ナーセリーで個人卸売りはほとんどされていないのが現状で、園芸店で買うと卸値の倍の値段がついてたりする。本当はイギリスから輸入すれば卸値程度に安く上がる(送料はかかる)のだが、英語苦手な私はもう日本語が通じないというだけで腰がひけてしまう。ちなみに、イギリスあたりではこの花を増やして現地へ戻そうなんて計画もあるのだそうだ。

この花の存在を知ったのが4年程前。小球根について書かれていた園芸の本の中に素晴らしい青い花の写真があった。それからいろいろ調べ、どうしてもこの花を育ててみたくて、そのためにちまちまお金を貯めて、この3年間毎年のように機会をうかがっていた私…。1種類だけの予定だったのが、今年はよりによって何と3種類の流通を確認したのと、3年間思いをはせて貯めてあったものの予算をはるかに下回った(球根のためだけでなく他のものも買う予定で貯めてたお楽しみ貯金なので予算を下回るのは当たり前だが)ため思い切って購入…。む~、販売店ボロ儲けだな、3球でいくらするんだ!という感じだった。卸売直売ならこんなにしないのに…ただ直売だと100球からってな話になってしまうのだ。個人がこんなにたくさん買えるわけがない。

10月に鉢に植えたのだが、すぐ芽が出てきた株もうんともすんとも言わなかった株も。それが今朝全部芽が出てきたのを確認した。球根は3種類あるが芽の形を見る限り1種類は確実に花が咲きそうだ。

分球率が非常に悪く、実生繁殖をしている人もわずかしかいないためすごい値段になっているのだと思うが、そうだと思うと「じゃあ増やしてやる」と思ってしまう私。何年もかけて一球の球根を絶対複数株に育ててみたいのだ。ブロガーさんの中には今年種を採って育てている方もいるから、育て方を聞きながら大事にやってみよう。

数年前にうっかり再生園芸にはまって以来、分球率の悪い球根を増やしたり、絶対関東あたりでは消えてしまうといわれる野草や球根を夏越しさせたり、花を咲かすのが難しいといわれるものに挑戦しては花を咲かせたりと変な意味で勝ち気になってしまう。そんな事するからベランダが植木鉢だらけになるのだ…。

気がつくと今年も我が家で増えた子たちが芽を出している。来年春に咲くの、楽しみにしてるよ~。来年は一番きれいな時に花を見てあげられるからね。

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