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何とも言えぬ思い

日曜日が発表会だった。私は今回ソロがなくアンサンブルのみの演奏だったので、すっごく気がラクだったが、リハーサルで思いっきりとちってしまい、本番足を引っ張ったらえらいこっちゃ!と気合を入れ直して舞台に臨んだ。本番はそこまでひどい事にはならず演奏を終える事ができたが…。

今回は観客の目で発表会を見ていたが、ふと気になる事があった。今回出場したメンバーが誰一人として曲を完成の域まで仕上げていないように思えたのだ。素人である以上完璧に吹けるわけはなく、間違える、ミスするのはある程度仕方ない。あがってしまうのも大目に見ていいと思う。

しかし、明らかに不完全な状態で出場せざるを得なかったと思われる人がこれだけ多数いるって何?皆選曲は確実に昨年以上のレベルのものを選んでいる。私は昨年未満のものを選んで完成まで持っていけず練習もできず玉砕し、ソロ演奏を断念した小心者ゆえ偉そうな事言えたものではないが、「ああ、やっぱりうまく吹けなかった…。」「何だか今年は少しつらかった…。」と演奏後ショックを受けている演奏者数名を見て私は「?」と感じた。少なくとも昨年は下手なりにみんな楽しんでいたはず、なのだが…。

発表会ってそういうもんじゃないんじゃないの?とふと疑問を感じてしまった瞬間だった。レベルアップを狙う先生方の気持ちはわからなくはないが、それが行き過ぎてしまえば生徒には楽しみではなく苦痛が残ってしまう。大人ならなおさらだろう。

今回はピアノの先生と二人のフルートの先生の教室のメンバーが発表会をしたのだが、実はフルートの先生は二人ともそれぞれが出産後と出産前で、レッスンが不規則になったりしており生徒側もうまく調整がとれなくなったりしていたようだ。その中での発表会であったのも影響はしていたと思うが、それにしてもなあ…楽しく演奏できればそれでいいや、という考えが通用しなくなったら私は発表会への出場はしなくなると思う。

いっしょに習っていた友人は何と今年また別の教室の人と演奏曲がかぶった。昨年も初めての発表会出場なのに曲がかぶり「え?」と言っていたのを覚えている。昨年は発表会に出るのはイヤと直前まで言いつつ立派に本番を吹き、今年は私以上にやる気になっていたはずなのに…今年も同じ事態になった事で「もう知らない。」と投げやりになっていたような感じだった。二年連続のかぶりで相当怒っていたのではないかと…後でよく聞いてみたら、ある程度曲を練習してきた時点でかぶりを知らされており、「なぜもう少し早く知らせてくれなかったのか?そうしたら私は別の曲を選んでいたのに。」と怒っていた。しかし先生は彼女の怒りには気がついていない。先生が曲がかぶっているのを知ったのは最初の打ち合わせの段階だったというから、彼女が曲の練習にとりかかる前にかぶりは阻止できたはずだし、もっと早くにかぶっている事を彼女に伝えられたはずなのだが…彼女は私のようにはっきり怒りを表すタイプではなかったため、そこまで怒っているとは思っていない様子。あえて私も先生には彼女が怒っている事については伝えなかった。ただ少なくとも同じ曲がかぶった場合、当事者が「それでもいい」と言わない場合は考慮した方がいいような感じはしたが…。

何とも後味が悪い発表会になってしまった人が多いってのはどうなんだろう。レベルアップする過程でつまずくのは仕方ないし、一段階上に上がろうとする時にこういう思いをする事は多々あるというのはピアノを長い間習っていてわかってはいる。そういう人が多かったという点では成果はあったと言ってもいいのかもしれない。

ただ発表会には出場者のレベルアップだけが目的じゃなくて、人前で演奏するって言う楽しみの要素も入ってた方がいいんじゃないか?と思う。私はピアノを習っていた頃に少なくとも何度かけっつまずいた事があるが、そういう時期の発表会では先生に配慮をしてもらっていた事に気がついた。楽しく弾けるような曲を選曲してもらったり、何曲も曲を用意してもらって好きなのを選ばせてもらったりしていた。

発表会で失敗して「もうイヤ!」なんて事にならないように子供だったからこそそうしてくれたのかもしれないが、大人になってからもある程度はそういうのも必要なんじゃないだろうか、そんな気がした。

そんな事考えてる私はちょっと甘いのかな…と思った一日だった。

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フルート」カテゴリの記事

コメント

発表会の選曲は・・・難しいですよね~。
私は楽しむこと優先で「絶対イケル!」という曲を選んだのに、アガッて自爆しちゃいましたが・・・でも楽しかったですよ(^^)

曲がかぶるのは嫌ですねぇ。
先生、少し配慮が足りないですよね~。
出産前後は忙しくてそれどころではないのかもしれないけれど・・・それでも仕事ですから、もう少し気配りが必要だと思います。
私だったら、1回かぶった時点で「またかぶったら、もう出ません!」って言っちゃうかも。

次回の発表会は皆さん楽しく演奏ができると良いですね。

投稿: くろねこ | 2008年10月21日 (火) 15時21分

くろねこさん、こんばんは。
私も当初「天使の~」は大丈夫だと思ってましたが、練習が進まない中でどうしても納得いく演奏ができず、これでは楽しむ以前の問題になると断念しました。おそらくソロ吹いても今年は確実に自爆したと思います…。来年フルートが吹けるようなら、そして発表会にもし出たいと思えるようならリベンジしようかなと…。

曲がかぶるの…比較されるとかそういうのは除外としてもお互いイヤなものじゃないかと…。ピアノを習っていた頃はそういう事にならないよう先生も配慮してくださってました。まして昨年も今年もかぶり(相手方の教室の方はそれぞれ違う人だったのですが…)では怒るのは当たり前だと思うのですが…。はっきり言わない方が悪いというのもあるかもしれないけど、昨年も同じ思いをしたのに先生が全然気にしてなかったのが余計気に触ったらしく、彼女は何も言わなかったみたいなんです。それを先生は気がつかなかった…それではいけないと思うんですよね。
他にもまあいろいろあったのは事実として、楽しい場として発表会できたらいいな、と思います。

投稿: タピアン | 2008年10月21日 (火) 21時07分

こんばんは。
発表会、お疲れ様でした。
10月・・・・・・そろそろだったかなぁ、と思っていたので無事終えられたとのことでまずはほっとしています。

発表会、いろいろあったみたいですね。
曲が未完成で自信のないまま舞台に上げられたら誰だって辛いですよね。会場には家族や友人も集まるでしょうし~。
それに演目が同じだったら観客もつまらないですよね。お客さんの前で演奏するのが発表会の醍醐味なのに、肝心のお客さんが「またこの曲か・・・・・・」と思いながら聞いているのでは演奏するほうも気持ちが乗らないですよね。

来年は楽しめた人が多くなる発表会になるといいですね。

投稿: エンジェル | 2008年10月25日 (土) 01時18分

エンジェルさん、こんばんは。
発表会は無事終わりましたが、しばらく吹いてなかったのがかなり影響しましたね。音が全く出ないなんて事はありませんでしたが…。おなかを使って息を出すのを忘れてました。

発表会、今年は出てみて「ん?」と思う事がありました。私の場合さっさと舞台に出るのを諦めてしまい、当事者でなかったから見えてしまったものもあるのかもしれません。
中級者の方が曲を仕上げられなかったのが目立ったなあという感じがありましたが、これは見に来たど素人の夫も同じ事を感じたようです。
演目が同じ…同じ人が二年連続でって事に私は驚きましたが、なぜ本人にそれを伝え調整しなかったのか?と今回さすがに私は思いました。かなり前にわかっていたのだそうで、はっきり言えばこれは先生方の怠慢ではないかと…どういう思惑でこういう事になったのか、私はいずれ聞いてみたいと思っています。
同じ演目が重なった場合、同じ曲か?と思う前に比較されるという事も多いんですよね。たいがいは後から演奏する方が嫌な気持ちになるようです。
来年ですか…先生の姿勢によってはちょっと出場考えちゃいますね…。楽しみじゃなくなっちゃったら私としてはもう出場の意味がなくなっちゃうので…。

投稿: タピアン | 2008年10月26日 (日) 21時50分

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