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少しずつ少しずつ

先日電車に乗っていたときのこと。ある学校の広告におもしろい表現を見つけた。井上ひさしさんが書いたもののようだが「この世の入口」「この世の出口」というもの。内容はこの世の出口付近にいる私(井上さんの事だと思う)がこの世の入口にいる若い人にものを書くことの楽しさを伝えたい、というようなものだったと思う。表現の仕方がなかなかだなあと思いながら見ていた。この表現、今回は少しお借りしたいと思った。

実は今日は我が家の猫ごろにゃんの予防接種&健康診断。今年で7歳になるごろにゃん、いつの間にか人間年齢でも中年の域に達し、私の実年齢とさほど変わらなくなってしまった。見る限り特に健康状態に問題はなさそうだが、早めに健康診断をしておく方がいいと思い今回は健康診断も依頼した。さらに歯の状態も確認してもらう事にした。

猫をケージバッグに詰めて夫とともに獣医さんへ。猫自体はびびり体質で昔は獣医さんに行くと私にひっついていた。しかし長く生きてきた中で少しずつ知恵がついてきたのか、昨年くらいから診察台の上で唸ったり怒ったりする姿が見られるようになってきた。今回も触診までは大丈夫だったのが、採血の気配を感じるなり診察台の上で怒り始め、暴れ出したため奥に連れて行かれての採血、予防接種となってしまった…。

結果的には今年の健康診断結果は問題なし…歯の方も全体的にきれいで歯石は奥の方に少しだけで、歯肉炎も奥の方にやや炎症は見られるものの、麻酔をしてまで歯石を取る状態にはあらずとのこと。歯磨き用ガムを食べさせているがそれが効いてたのか…これからもこれは続けていこうと思った。

なお、血液検査の結果は全てが正常値。これだけなら何の問題もない。しかし、細かく数字を見ると腎臓機能の低下を示す値が正常値の範囲の中では高め、さらに膵臓機能の低下を示す値もやや高め、経過観察を要する状態である事がわかったのだ。猫にとっては腎臓機能は大事なもの。来年以降の健康診断は欠かせない状況である事がわかったばかりか、これから先も健康状態には少しずつ気をつけてあげなくてはいけないようだ。もともとドライフードで育ててきたからか、子猫時代から水もたくさん飲み、たくさん排尿もする猫であるごろにゃん。体も大きめで決してやせ猫ではないごろにゃん。今はえさもたくさん食べたがるが、えさ量が基本的に足りないのか最近になって体重が500グラムぐらい落ちてきているのはわかっていたが…今日の時点では昨年より700グラム減だった…。以前よりごろにゃんの健康状態には目を光らせないといけないようになったのだなと思った…。

そんな事言ってる私も、今回この世の入口に立とうとしているものを体を張って支えているうちあちこちにおかしな症状が出てきてしまったのがあり、猫の事がとても他人事には思えない。自分ではそれほど年を取ったと自覚していなかったのだが…。

少しずつだが私も猫もこの世の出口へ向かって進んでいるのだ。しかも今はどちらもこの世の出口まで半分くらいの位置へ来ているのだ。しかもこれから先は猫と私が同じスピードで出口に向かっていくわけではない。その事を心のどこかにきちんと覚えておこうと思った今日だった。

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