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フルートレッスン復活

結局最後のレッスン(2月16日)からまるまる3ヶ月フルートを触っていなかった私が、何の練習もせずにレッスンに復帰した。

3ヶ月もレッスンを休むのは今回が初めてだったと思う。今まで2ヶ月が限度だったが今回はもうどうにもならなかった。

2月のレッスン後練習時間を取るどころか仕事は忙しく毎日が残業。その上3月頃から自分が心身ともに体調を崩してしまい、4月には病気ではないものの体に大きなトラブルが起きた。

その後なぜか友人や後輩、かつて職場でプロジェクトチームを組んだ仲間たちや、退職した先輩など周囲からいろいろ助けられたり、癒されたり、楽しい時間をいただいたりが続いた。そんな中でやっとフルートを吹こうという気持ちになれた。もしかしたらこのままもうフルート吹かないかもしれない、いや、吹けないかもしれない、そう思ったこともあった。しかし先生もレッスン時間を確保して待っていてくれた。

レッスンノートの記録も2月16日が最後。時間が止まった状態の楽譜。練習はしないままでレッスンに行き、正直にフルートを触っていないことを先生に話した…。先生は一言「どうにも身動きができない時ってあるものですよね。たとえ練習ができないとしても息抜きでフルート来てくれてもいいんですよ。」と…思わず涙が出そうになった。この先生に会えてよかったと…。

リハビリの予定でモイーズの「ソノリテ」から半音ずつ下がる、上がるの練習。せっかく力を抜いて音を出せるようになっていたはずなのに、力で楽器を鳴らしているのが自分でもわかる。息圧を強く→力任せ、息のスピードを速く→力の限り、という状態なのだ。ffに近い音を出しているものの、フルートが悲鳴を上げている。わー、これじゃダメじゃん。こんな力入れなくても音が出せるはずなのに!

先生は笑った。「思ったより今回もリハビリ期間は長くはなさそうですね。音出てますから。ただ出し方が悪いのと、高音出す時いつもの悪い癖、頭部管を内側に向けるのをやっていますね。それは絶対にやらないでください。」と。そして「息を前の方に、さらに息のスピードを速く、圧力も強くするよう意識してみてください。」と。

やってみると高音が思ったより出るようになってきた。しかし、低音に入ると油断するため音程がどかっと下がり、響きも「ドーン」と重苦しい音に変わってしまう…高音でそんな音にならない分音が上がり下がりするところでおかしなバランスで楽器が響いている。自分でもそれがわかるから気持ち悪いことこの上なし…。

「低音も下に向かって吹かないで、高音と同じように前に息を出して吹くようにしてみてください。音程は多少高めになりますが、低い音と高い音の響きがあまりにも違うのは聴いている方としても変な感じになりますね。本当は低い音も高い音も響かせなくてはいけないんですが、今はそれよりその差を埋めるようにして吹いてくださいね。」

アルテス13課の最後のエチュード、前回は全く音もめちゃくちゃ、指も大パニック、最後までまともに吹けたためしがなかったのだが、今回二度通した限りではそれなりの演奏ができるようになっていた。3ヶ月休んではいたものの、少しだけ進歩はしていたんだ…。指づかいでの間違いが極端に減ってきたのだ。そう言えば2月16日のフルートのレッスン後、自宅でこの曲を何十回も吹いたんだっけ…。

その後日本歌曲集から「ふるさと」。中間部のアレンジがかなり難しいもので閉口しておりまともに吹けた記憶はなかった…のだがこれもなぜか克服されていた。ただ高音が多いせいか最後の方になると体に力が入り過ぎ、音を出すのがせいいっぱい…。

「リハビリは来週で何とかなりそうな感じですね。」先生は笑顔だった。そう言えばレッスンの後は必ずレッスンノートを記録し、それを身ながらその日のうちに自宅で復習をしていたんだった…それが3ヶ月のお休み期間での力と技術の衰えを多少補ってくれていたんだな、と思った。

今年は10月19日の日曜日がフルートの発表会なのだそうだ。場所はいつもと同じ場所、そろそろ曲の選定をしたいという話が出た。前回終了時目標曲はあったが、その曲は今の状況だととても演奏できる状態ではないので諦めざるを得ない。

ただ吹きたい曲はあったため先生に希望だけは伝えてみた。「天使のセレナーデ吹きたいんですけど…」そう言ったところ「あ、それなら全く問題ないと思いますよ。ただいろいろな版があるのでどの版で吹くかだけ確認しましょう。」とのことであった。

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フルート」カテゴリの記事

コメント

タピアンさん、レッスン再開おめでとうございます!
でも、まだまだお仕事はお忙しいのでしょう?あせらずにゆっくり楽しんでくださいね。
大阪にはいい言葉がありますよ!「ぼちぼちと・・・」

「天使のセレナーデ」・・・素敵なタイトルですがどんな曲ですかねぇ?聴いてみたくなりました。

投稿: piccolo | 2008年5月18日 (日) 12時11分

こんにちは。
フルートのことは全くわからないけど、ブランクありつつ進歩も見られたんですね(^^)
とても良い先生にめぐり合えてよかったですね!

私も1ヶ月超ぶりに手話のレッスンに行ってきました。
忘れてる!と思っても意外と覚えてるものですね。

体が疲れるとこころも悲鳴を上げて何もしたくなくなるけどこういう自分を高められることは少しずつ続けていきたいものです。あせらず騒がず・・・。

投稿: とり ほこ | 2008年5月18日 (日) 14時14分

♪piccoloさん、こんにちは。
大阪の「ぼちぼちと…」それ、取り入れさせていただこうと思います。仕事はそれなりに、と言うより体が3時間残業に慣れてしまい、気づいたら夕方まだ明るい時間に帰るのに違和感さえ覚えるありさま…。
もう焦らずゆっくりいこうと思います。先生の自宅レッスンの生徒の中ではアルテスの進度が最も遅い生徒になっちゃいましたけどね…。

私の持つ楽譜にはプラーガという方の「天使のセレナード」と表記されています。ムラマツフルートセンターの「40フルート小品集」の中にあります。聴くと「あ、この曲」とわかるかもしれません。

♪とりほこさん、こんにちは。
実は昨年末にもブランクがあって、もう通算何度目の中断になるでしょうか。しかし昨年末のブランクの時は練習をそれなりにしていたのでそれほど大きなリハビリは必要としなかったのです。今回は全く練習していないのでどうなることやらと不安でした。どうもそれほど長い期間のリハビリは必要なさそうですが、目標とするところ(柔らかい音を出す)から少しはずれてしまっているのでそれだけは元に戻したいですね。

体も心も疲れているとどうにもならなくなる事ってありますよね。慌てず「ぼちぼち」といきたいものです。

投稿: タピアン | 2008年5月18日 (日) 15時09分

フルート復活おめでとうございます!
天使のセレナーデですか?
実は、今日カラオケBOXで練習してきたんですが、
遊び吹き様に持っていった楽譜に「天使のセレナーデ」があって、試しに吹いてみたらとてもキレイな曲なので、(発表会コレにしようかなぁ)なんて考えていたんですよ~(^^)
すっごい偶然だぁ!!
今度の発表会は絶対フォーレの子守歌☆と思っていたんですが、テンポの速さについていけそうもないので、天使のセレナーデにする可能性大です。
一緒に練習頑張りましょうね♪

投稿: くろねこ | 2008年5月18日 (日) 16時51分

こんばんは。
レッスン復活おめでとうございます。
相変わらずお忙しい日々のようですが、フルートの時間で癒されるといいですね。僕は「聞く」専門で演奏はまったく出来ないんですが、音楽って気持ちを穏やかにしてくれるのでいいと思います。
でも、ほんと無理はなさらずに。僕からも「ぼちぼちと…」という言葉を贈ります。

投稿: ばなな | 2008年5月18日 (日) 20時57分

♪くろねこさん、こんばんは。
「天使のセレナード」きれいな曲ですよね。昨年いっしょに発表会をした他の先生の生徒さんが吹かれました。きれいな曲なのと苦手な中音域、高音域の克服にもいいかな?と…。もしいっしょにこの曲に決まったとしたら、練習頑張りましょう!

ちなみに、昨年私はフォーレの子守唄、普通のスピードでは吹けなかったんです…。ものすごい遅いスピードで吹いていたんです。
ところが本番二週間前の伴奏合わせの際、ピアノ伴奏の先生から「伴奏がつけにくい。もっとスピードを上げられるならそうしてほしい。」と指示があり、実際の速度よりわずかに遅い程度までスピードを上げました。修正はわずか二週間。でも何とかなりました。
ゆっくり吹くのが完全にできるようになると、伴奏次第ではかなりスピードを上げることができるようです。曲の流れに乗れれば、くろねこさんなら吹けるのではないかと思うのですが…。

♪ばななさん、こんばんは。
忙しさは確かにあまり変わらないですが、何だかそれにも慣れてしまったところがあります。最近はやっと少し早く帰れるようにはなりましたが。
「ぼちぼちと」関西の方からいただいたコメントその言葉を忘れないようにしようと思います。
フルートはしばらく先生のお言葉に甘えて、練習ができなくてもレッスンには顔を出して、吹くことを楽しんでこようと思います。
音楽、気持ちを穏やかにしてくれたり、やる気を出させてくれたり、いろいろな作用がありますよね。偏りはありますが聴くのも好きです。

投稿: タピアン | 2008年5月18日 (日) 21時26分

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