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ユキワリソウの怒り

朝ベランダに出てみたところ、何やら「ちょっと、言いたいことがあるんだけど…。」と小さなつぶやきが。昨年市の植木センターから連れ帰り、そのままベランダで過ごし引越し時にいっしょに新居へやってきた植物たちの中のうち、ユキワリソウの一株からのつぶやきだった。ちなみにこの株はピンク色の花を昨年大量に咲かせ、今も比較的元気で芽のつきのよい株である。何やら私に変わって今日はブログで今までの恨みつらみを言いたいとの事だったので今日の記事の一つに載せる事にしたのだった…。

私が市の植木センターから連れてこられたのは確かまだ少し寒さが残る時期だったと思います。確か赤の花の株といっしょに連れて来られました。連れて来られた時には既に紫の花を咲かせる株がいました。すぐにビニールポットから駄温鉢へ植え替えられたのを覚えています。南側を向いたベランダで暖かくて、私はすぐに花を咲かせました。咲いた花を見てあなたは「かわいい!」と喜んでいましたね。

ほどなくあなたの家には白い花の株がやってきましたが、それは確か枯れかけたひどい株でしたね。枯れかけているからといってあなたはそれを植え替えはしませんでしたね。白以外の株はみんな山野草の土だったので、多少暑さの影響を免れたのは事実ですけど、白の株は相当ダメージを受けていた分、最初にきれいにしてあげるべきでしたよね。

5月になって日差しがきつくなりうそだろと思うほど暑い日が続いていましたが、あなたは私たちに対して日差しをさえぎる処置をしてくれませんでしたね。ゴールデンウィークもあなたはほとんど家にいたのに、私たちをちょっと日陰に移しただけでした。しかも、4ついた株に差別をしましたよね。紫の花の咲く株が斑入り葉で、斑入りの葉の株は少し性質が弱い事を知ったあなたは、あの株だけ特別に日差しの影響を受けない場所へ移しましたよね。

夏の間私たちは午前中だけは日差しもまともに受けきつかったです。おかげで葉やけしてしまい葉が枯れてしまいました。葉がない状態で夏を過ごすのは本当に地獄だったと赤の株が言ってました。しかもベランダはコンクリート、打ち水さえしてもらえませんでした。水をたくさんほしかった私たちですが、あなたは紫の株以外は毎日水やりをしてくれず、ひどい時には1週間近く水をくれませんでした。ビニールポットに入っていた白の株なんて暑くてひあがりそうと悲鳴をあげていたのにあなたは気がついてくれなかった…。私はもともと性質が強くて葉もたいして枯れずにすみましたが、あなたの知らないところで苦しんでいた株の気持ちがわかりますか?

そして秋になって紫の株が枯れてしまいました。あなたはがっかりしていたと思います。特別大事にしていたのですものね。暑さが秋まで長引いたから弱ってしまったのもあったと思いますが、唯一葉が枯れなかったからといって油断してたでしょう。そして、他の3つの株にはほとんど注意を払ってくれていなかったでしょう。

冬になってあなたは私以外の株は枯れたと思っていましたよね。白の株の根元に芽が3つもついていたの、あなたはいつ気づきましたか?葉がすっかり枯れて茶色くなった赤の株の根元に、たった一つだけ芽があったの、あなたはいつ気がつきましたか?引越しのちょっと前だったでしょう。遅いんですよ、気がつくのが。それまで私たちに水をやるのはよいときで3日に一度程度でしたね。あれじゃ足りません。せめて土が乾いたら水をください。

私たち3株は無事あのつらい条件で生き残りましたけど、もっと大事にしてください。今年芽をつける事ができた以上かわいい花はたくさん咲かせますよ。枯れてしまった株の分まで花しっかり咲かせますから。

ただ花の時期だけでなくそれ以外の時期ももっともっと手をかけてくださいね。あと、大事だからといってもあまりに過保護に育てたりしないでくださいね。それもかえってよくないんです。

そしてもう少し育て方も勉強してください。プロになれ!までは言いませんから、せっかく園芸書を持ってるんだからきちんと見たり、実際に育てている方のブログなど見て少しは見習って私たちを育ててください。私たちが自生している場所の特徴なんかもよく考えた上で出来る限りベストな育て方をしてください。

とても耳が痛いお話だった…ごめんなさい。

実はこのユキワリソウたちのために山野草鉢を用意してきた。新居のベランダは夏に日差し除けを作れる場所まである。今年はユキワリソウたちにできる限り快適な環境を用意してまともな夏越しをさせてあげようと反省した。しかし、鉢と一緒に仲間が2株…。昨年購入したのと同じような色の紫の花が咲く斑入りじゃない株、そして見たことのない薄いサーモンピンクの花が咲く、色素が全体的に薄めの株…。

また連れてきちゃったんですね。しょうがないですね、あなたは。今年は全部大事にして夏越しさせてくださいよ!そして来年は全部の花が芽をつけられるよう育ててくださいよ!

あ、それと種を採ろうなんて考えなくていいですよ。交配しようなんて思わなくていいですよ。私はともかく、特に芽が少ない赤や、色素の薄いピンクには株に力をつけられるようしっかり育ててあげてくださいね。

ユキワリソウはそんな私にぶつぶつつぶやきながら今年の花のための準備を始めたのだった…。

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