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楽しい合奏

先週の土曜日が9月のフルートレッスン最終日だった。しかし、発表会で吹く予定の子守唄、吹き始めたばかりだと思った以上に出来が悪く、レッスン終盤になるとある程度楽しく吹ける様になる有様だったために不安を感じ、もう一度9月中のレッスンをお願いした。その結果が今日のレッスンになった。

やはり吹き始めの調子が悪く、音が出なかったりかすれたり、子守唄ではない吹き方になってしまったりと自分でも唖然とする立ち上がりの悪さ!これで本番一発勝負となるとかなり厳しいかなと思ってしまったものの、先週のレッスンで曲想を考えながら吹くのだけは忘れていなかったらしく、緩やかな中でも緩急をつけた吹き方だけはできるようになっていた。強弱、スピードなど「こう吹きたい!」と思う部分は表現していけたと思っているのだった・・・。

子守唄である以上ゆったり、やわらかい音で吹いていきたい、極端な表現はしたくない、でもここを聴いてほしいと思うところだけはしっかり吹きたいのだ。それだけはしっかり表現できているらしい。ただ音の質があまりよろしくないのだ。どうやら私の口の穴は少し大き過ぎであるらしい。さらに、息が歌口に向かって落ちているときはいいのだが、息が上にすべってしまったり、音によって吹き方が思いっきり変わってしまったりするためかなり音の質が不安定だという。おまけに音が出なくなると頭部管を内側にしてしまう癖が抜けず、安定した音が狂ってしまうというのだ。今回は姿見の鏡を見ながらのレッスンとなってしまった。鏡を見ながら吹くとわりと安定した音になるのが不思議だ。どうやら普段から手鏡を譜面台に取り付けて練習する必要がありそうだ。

今日のレッスン終了後に一つお楽しみがあった。同じ曜日に以前の職場で同僚だった人(今後彼女と記載)がレッスンのため、その人と私とで少し時間を割いてもらいアンサンブルの練習をしてみたいと先生に提案してみたのだ。

彼女は初めての発表会。「家でパート譜を練習していてもいったいどういう曲になるのかつかめないんですよね。」と話す彼女に「一回どこかで合わせる練習してみたいね。」と私。しかし、今回私は二曲それぞれ4th、3rdパート。彼女は二曲とも2nd。これだとメロディが見えないということもあり、先生に1stに入ってもらおう、ということになったのだ。先生は快く承諾してくださったため、今日の合同練習となった。

最初に二人で音合わせ。この段階で問題が出た。高音が得意な彼女は音が高め、低音が得意な私は音が低め、チューナーで合わせると針の振れ方がそれぞれ逆!まず二人で合わせて吹いてみたが、それぞれ譜読みに誤りはないものの音程が合っていないからか何だかいまいちしっくりこないめちゃくちゃな合奏・・・。彼女も私もさすがに何か変だと気がついた。

先生から言われたのは、音程の不一致に寄る違和感だった。同僚は緊張のあまり音程がどんどん高くなっていく。私は音の出しやすい低音のため緊張が解け音程がどんどん低くなっていく。ピッチの違う二人がいくら合奏をしても音が合うわけがなく、和音が響き合わないのだ、という。彼女は音を低めに取るようにし、私が音を高めにとるようにする、それだけでも違うとの事でもう一度合わせてみた。

すると不思議なことに、合奏をしていてフルートがうなるのが聞こえるようになった。このうなりにも注意しながら演奏してみると思った以上に気持ちよく吹ける。彼女も同じようにうなりが聞こえていたと言う。そのことを先生に話すと「それで音程が二人とも合っているということなんですよ。」とのこと。時々このうなりが聞こえなくなることはあったものの、二回、三回と合わせていくうち感覚がつかめてきた。

その後先生に1stへ入ってもらい、3人で「オーラ・リー」と「ふるさと」を合奏した。私も彼女も人の演奏には簡単につられないで済んだ。共鳴もしっかりと聞こえていたので音程は一致していたと思われる。結果としては「初心者にしては上々の出来」と先生から言われる状態だった。

本番は先生を除く7人の生徒が2曲の合奏を行う。2人で音程を合わせるのにかなり苦労したのだから7人だったら・・・「頭痛くなりそう。」と彼女も私も大笑いだった。先生も「7人は失敗だったかな・・・この出来だったら4人ずつに分けての方がよかったかも・・・。」と話していた。

先生は私たちにこんな事も言ってくれたのだった。「二人の楽器はそれぞれ出る音の性質がかなり違うはずなのに、合奏をすると思った以上にしっかり音が合うのでびっくりしました。これだと来年は二人でデュオができるかもしれませんよ。」お世辞ではないとのことので二人ともうれしい限りだった。「いずれ二人で吹いてみたいよね。」と思わず二人で話してしまった。

「それには二人の性格が同じではないということもあると思います。」と先生はさらに続けた。合奏のときは相手に合わせてその上に乗っていくタイプと、自分で合奏をひっぱってベース部分を作るタイプの組み合わせだとうまくいくことが多いと言う。私たちの場合は彼女が相手に合わせるタイプ、私がひっぱるタイプ、となりまとまるのだという。当然彼女がメロディ、私が伴奏となる。

合奏をやるのは正直「イヤだなあ」と公言していた私だったが、今日はすごく楽しめた。機会があれば一人で吹くより合奏の方がおもしろいかも、と思ったのだった・・・。

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