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今でも苦手

フルートを習っている私だが、もともと笛吹きにだけはそれなりの興味と才能(???)は持っていたのかもしれない。実はフルート以外でも吹ける笛が結構ある。

まずは最初の笛「ソプラノリコーダー」だ。「小学校ではリコーダーの名手だった記憶がすごく強く残っているよ。」と当時の同級生は言っていた。確かにソプラノリコーダーを買ってすぐに全部の音が出せるようになり、何を吹くにも苦労はしなかった。ところが器楽合奏の会やお楽しみ会でソプラノリコーダーを吹いたことはほとんどない。気がつくと毎回のようにピアノ伴奏者を押し付けられていたからだ…。最後の謝恩会で先生に頼み込み、何曲かはリコーダーパートを吹かせてもらった覚えがあるだけだ。

ソプラノリコーダーが吹けたおかげで教育実習に行った時は子どもたちをびっくりさせることもできた。音楽の時間に専科でないのに笛を吹いてみせる先生って意外と学校内にはいないものだからだ。

大人になってからはオカリナを少しだけ習った。市の公民館講座で教えてもらっていたのだが陶器のオカリナを購入しての講座だったこともありもったいないと思って吹いていたら、これもすぐに吹けるようになり、音域が限られる中で調を変えながらいろいろな曲を吹くようになっていた。最近はほとんどオカリナに触っていないが、3日ほど練習すればすぐ吹けるようになってくる。

そして友人から「コカリナ」なる楽器があることを教えてもらった。長野オリンピックで伐採された木を使って楽器を作ったというものらしい。長野ではそれなりに知られているようだが私は全く存在すら知らなかった。これにも興味を持った私は早速コカリナを取り寄せてみた。この楽器は音域がオカリナ以上に狭い上、楽器によって出る音域が微妙に違う。同じ大きさ、同じ材質のものを取り寄せても出る音域が1~2音違うのだ。シンプルな楽器なので指を覚えるのは楽だが、まともに吹くとなるとなかなか難しい。オカリナ以上に練習してやっと吹けるようになった。吹けるようになってからは友人とはコカリナ合奏もした。本当に小さな楽器なので調子に乗ってハイキングに持っていき、休憩時間や山頂で吹いたりした。同じツアーの人にびっくりされたり、おっかないガイドさんから何曲もリクエストされたりといい思い出になった。旅の時に持っていくと楽しい笛だ。その後は音域が違うコカリナを組み合わせて吹けるようになったこともあり、今でもお出かけ時の笛として重宝している。

フルートを本格的に習い始めて音が出ず苦しんだ時、友人から「ファイフ」というフルートのおもちゃみたいな笛をプレゼントされた。フルートを吹く前の準備としても使われることがあるらしい。最初は全く吹けなかったが、練習しているうち音は出てくるようになってきて、やがて簡単な曲が吹けるようになった。そしてフルートも音が出るようになってきた。

最後は「しの笛」。昔都内でフルートを習っていた時のことだ。都内の教室のそばにしの笛の専門店があった。和楽器ということもあり難しそうだと思っていたのでお店にはなかなか入らなかったが、ある日入ってみたら店員さんが試奏させてくれたのだ。フルートが吹ける状態なら音は出せる。その後はたまにお店をのぞいていたが、ある日店先にやたらに値段が安いしの笛が出ていた。聞くと「楽器を加工する時に表面に一部だけすすがついてしまい、定価ではとても売りに出せないものとのこと。吹いてみたら私が一番好きな音が出たのでその笛を買ってしまった。これはそれほどは上手に吹けないものの、簡単な曲なら吹くことはできる。どの笛よりも優しい音が出るので気に入っている。

そんな私だが、今まで扱ってきた笛の中でどうしても苦手意識が取れず、いまだにまともに吹けない笛がある。

それは中学校の音楽で扱った「アルトリコーダー」だ。

指づかいも難しくはないし、吹くのも難しくはない。なのに私はこのリコーダーでは曲一つきちんと吹くことができない。ソプラノリコーダーなら今もきちんと吹けるのに…だ。

なぜアルトリコーダーが吹けないのかは私にもよくわからない。私がこの楽器を吹くと音色が異様に暗く、曲を吹いても吹きたいように吹けないのだ…。さらに、指が届かないところがあって押さえきれない穴があり、きれいな音が出ない。そこへもってきて中学生の時購入したリコーダーは音が微妙にずれているため、吹いていて気持ち悪いと感じてしまうのだった。あまりに吹けなくて音楽で居残り勉強をさせられたこともトラウマになっているのかもしれない。得意な音楽で居残りになったなんて、後にも先にもアルトリコーダーを吹いていた時しかない。

数年前に木製のアルトリコーダーを知人から譲っていただいてから音のズレの点では気持ち悪さが解消された。このリコーダーは音も柔らかく思った以上に優しい音が出る楽器だったこともあり少し練習してやっと苦手意識は少し消えてきた。しかし今も上手に吹くことができない事には変わりない…。

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フルート」カテゴリの記事

コメント

タピアンさんは多才なのですね!
私もオカリナは持っていますが余り上手に吹くことは出来ません。
「コカリナ」ですかっ!?そんなのはじめて聞きましたよ?
ホントいろんな笛があるものですね。
「しの笛」「能管」も一度だけ吹かせてもらったことがありますが、日本の笛も独特の「ワビサビ」感があっていいものですね。

投稿: piccolo | 2007年5月11日 (金) 01時22分

タピアンさん こんにちは
色々な笛が上手に吹けるタピアンさんが、あのアルトリコーダーが上手に吹けないっていうのは不思議なこともあるものですね~!
繊細なタピアンさんが「気持ちを悪い」という気持ちの影響が大きいのではないでしょうか。
何をするにも「気」ってすごい影響力ですものね。

投稿: ムーン | 2007年5月11日 (金) 15時08分

♪piccoloさん、おはようございます。
コカリナ自体はハンガリーの笛のようですよ。
笛にも確かに本当にいろいろありますよね。きっと世界中にはもっともっとたくさんの笛があるんでしょうね。
和の笛というのも味があるいい音が出るものが多いです。もっと吹く人が出てほしいものだと思ったりする私です。和笛だけに限らず和楽器にもう少し親しむ人がいてもいいなと、かつて子ども筝曲奏者だった私は思うのでした。教える人が少ないのと、敷居が高く感じてしまうことが原因なのかなと…。

♪ムーンさん、おはようございます。
アルトリコーダー、なぜかどうしてもうまく吹けません。最初に手にした笛が相性が悪い笛だったのはあるかもしれませんが、なぜそこまで苦手意識を持ってしまったのか…それをじっくり時間をかけて解明していくと、意外な事がわかるかもしれませんね。
確かに気持ちの問題が強いのではないかと思います。それを忘れて吹いてみたら案外吹けたりするかもしれませんね。

投稿: タピアン | 2007年5月13日 (日) 09時09分

こんにちは。
中学校の頃、アルトリコーダーでプロ野球の選手別応援歌を休み時間に廊下で吹いたりして遊んでました!
楽譜なんてないですから適当に耳で聞いたのを吹いてみて、今度は家に持ち帰ってテレビを聞きながら(?)合わせて吹いてみたり~。今思えばなぜそこまで研究熱心に??ってカンジですよねー。

投稿: エンジェル | 2007年5月13日 (日) 16時14分

エンジェルさん、こんばんは。
小学校の頃ソプラノリコーダーで同じような事をしていました。歌謡曲とかみんなで吹いたり、帰り道歩きながら合奏したりしました。今考えたら危険極まりないばかりか騒音撒き散らしの迷惑行為ですが、その当時は誰も「うるさい」などと怒ったりはしませんでしたね…。
エンジェルさんには音楽の才能があると見ました。ちなみに今は何も楽器をやってはいないのでしょうか。利尻島の大自然でアルトリコーダーもなかなかいいかもしれませんよ。

投稿: タピアン | 2007年5月13日 (日) 22時32分

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